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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

レインボークォーツの17 シルクホースクラブ 第2回追加募集

2019.05.01 07:09

レインボークォーツの17 募集価格3000万円

田村厩舎 ノーザンファーム生産

父ジャスタウェイ 母父Mr.Greeley

ジャスタウェイ産駒は母父Wild Againの特徴が強く出るため、一本調子のスピードを生かして先行して押し切るのが一番の持ち味で、母レインボークォーツにその持ち味が生きる血が多くあるのは好感。

4代母MandelaugeがAlycidon=Acropolis 4×3、Ticino 5・4×4というドイツ血統で、Hyperion的な先行粘り込みが持ち味。ヴェロックスの3代母SchwarzmeerもAlycidon≒High Hat 4×3、Ticino 5×4と同じような血統構成を持つ点には注目したい。

また、母父Mr.GreeleyはBold Ruler 4×3を持つことからキレよりスピードを強く伝えるため、米国的なスピードと先行粘り込みのドイツ血統がマッチすれば、ジャスタウェイ産駒の良さを存分に引き出せる可能性もある。


ただ、ジャスタウェイ産駒の活躍する上で必須となるナスペリオン血脈がないのは大きなマイナスで、大物を期待するのはあまりにも酷だ。いかにもキレない配合で条件戦で頭打ちに合う懸念が大いにある。また、牝系がドイツ血統なのでダート戦での潰しも利かないのも残念。


【総評】

先行粘り込みが持ち味の血統構成ではあるが、ジャスタウェイ産駒として配合的には評価できず、募集価格3000万円は割高な印象。新馬戦から勝ち負けできる血が満載なので勝ち上がる可能性は高そうだが、その後出世せずを危惧したい。リスクとリターンが釣り合わず、様子見が妥当か。


堅実性  ★★★☆☆

大物感  ★★☆☆☆

お買い得 ★★☆☆☆