【シッピーノの田渕健悟さん】サザンビーチの目前で働けるIT企業
(前回の記事はこちら → だれもできないことだから「面白い」)
■茅ヶ崎を選んだ理由
↓サザンビーチを望むオフィス
――― どういった経緯で、拠点を茅ヶ崎に選んだのですか。
田渕 フリーランス時代に都内から湘南エリアへ引っ越してきました。
当時はサーフィンが好きでよく湘南に通っていたんです。
たまに都内で打ち合わせがあるものの、それ以外は働く場所が自由なので、事実上は湘南生活がベースになっていて。
そうなるともう都内にいる理由もないので、こっちに来ました。
――― なるほど。
田渕 その後にオフィスを立ち上げることになったんですけど、最初は片瀬江の島で事務所を借りていました。
仕事の合間にサーフィンとかしていましたね。
そこから4回移転して、いまのサザンビーチのオフィスに来ました。
江ノ島から茅ヶ崎方面へ海沿いを横移動してきた感じです。
↓20歳頃の田渕さん
■オフィスまでサイクリング。サザンビーチでの働き方
――― 社員のみなさんは、茅ヶ崎の方なんですか。
田渕 自宅から自転車で通えるメンバーが全体の1/3くらいですね。
あとは、電車で2駅くらいが1/3、5駅くらいが1/3という感じです。
――― 電車の方は、駅からオフィスまでバスで通われているんですか。
田渕 自転車の人が多いですね。
会社が駅前の駐輪場を借りて、自転車を支給しているんです。
それ以外は各自で、健康のためにと歩いて来る人や、バイク、車で通う人もいます。
――― 自転車はこちらで手配するけど、あとは自由という感じなんですね。
田渕 茅ヶ崎から都内に通勤している人もたくさんいますけど、ちょっとしんどいじゃないですか。
職住近接で湘南に住んで、湘南で働きたいと思っている人はたくさんいると思います。
――― そうですね。
田渕 フリーランスとかで場所を選ばず仕事ができる方は、湘南で働く人が増えてきてはいると思うんですけどね。
やっぱり会社で働かれている方のほうがまだ圧倒的に多いですから、特にIT系は都内まで通勤しないといけない場合がほとんどですよね。
↓オフィスのバルコニー
■自分たちが強くなることが、地域貢献に繋がる
――― これから社員を増やしていくお考えもあるのでしょうか。
田渕 そうですね、会社として成長していきたい気持ちはあります。
自分の想いに共感してくれる人が集まって、一緒にできたら楽しい会社になるだろうなと思ってここまできていたんです。
でも、最近は地域にどう貢献できるかということも考えるようになりました。
――― そうなんですか。どんな心境の変化があったんですか。
田渕 やっぱり周りに茅ヶ崎が好きな方が多いんですよね。
↓オフィスから見えるサザンビーチ
―――多いですよね。
田渕 でもやっぱり自分たちの会社自体が本当に強くならないと、影響力が小さいなとも思っていて。
茅ヶ崎で頑張っている会社があって、どんどん成長していて、組織も強くなっていて。
茅ヶ崎でそんな実例をつくること自体が、まず一歩かなと思います。
――― 素晴らしいと思います。
田渕 自分たちの動きが伝わって、茅ヶ崎で法人化しようとか、都内からサテライト入れてみようという人が出てくるようになれば、やっぱり貢献できる影響力も大きくなると思うんですよね。
だから、いまは自分たちが強くなることが最優先。それが一番茅ヶ崎の活性化に繋がると考えています。
――― シッピーノの存在は、湘南で自分らしく生活し、働きたいという人たちにとって希望だと思います。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
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【ちがさきのIT界隈】シッピーノの田渕健悟さん
・第1話 だれもできないことだから「面白い」
・第2話 サザンビーチの目前で働けるIT企業
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。
▼編集 はつこ(Twitter/note/Instagram)
1995年生まれ。茅ヶ崎出身のフリーライター。大学卒業後、EC事業者に入社。2018年にフリーランスへ転身。主に商品やサービスの紹介記事を執筆。noteにてコラム、エッセイ、小説を更新。38℃を文章の設定温度とし、熱すぎず、半身浴のようにじんわりあたたまる伝え方を研究中。
▼編集アシスタント 青木亨太
1987年生まれ。小学生の頃茅ヶ崎に移住し現在まで25年間を茅ヶ崎で過ごす。幼少期の天然パーマが災いし、リーゼントを語源とした「リーゼン」という珍しいニックネームを命名される。30を超えた今も特殊なあだ名で呼ばれるが、平凡かつ普通のサラリーマンとして日々を過ごす。地域メディア運営に興味を持ち2019年より参加。