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KANGE's log

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」

2019.05.02 02:38

MCUは見ていない作品の方が多い程度の熱量です。

もちろん、インフィニティ・ウォーは見ています。↓こんな感じで、感想を保留にしてました。

まあ、「サノスが主人公だった」ってのは、間違いないでしょう。

そして、本作エンドゲームには、少なくとも、以下の要素は必須だと、鑑賞前に想定していました。 

キャプテン・マーベルの力を持ってすれば、サノス打倒も決して難しくはないでしょう。しかし、失われた人々を取り戻すためには、時間を巻き戻すか、インフィニティストーンに復活させるような力があるかってところですね。

結果的に必要な要素はすべて含まれてはいましたが、想像していたよりも、ひねりが効いていました。

結構、最初の方で「えっ? そんな…」ってなってしまいます。これは、この映画において何が大事なのかを、観客に強く印象づけるということなんだと思います。つまり、「お前たちが望んでいた、みんなでサノスをボコるってのは、結局、こういうことなんだよ」と。それが、なんとも虚しい戦いで表現されています。これは引き締まります。

そこから、しばらく、欝々とした展開が続きます。この時点では「大丈夫なのか? この映画」と思っていました。 この展開を切り替えてくれるのが、我らがアントマン(スコット・ラング)です。彼は「正義のため」というより、きわめて個人的な動機で戦っているヒーロー。基本的なダメ親父。彼がトリガーになるというところがいいですね。量子世界では、私たちの世界とは時間の流れが違うとしても、過去に戻れるってのはどういうこと?とは思いますが、それはまあいいとしましょう。

ここからは、オリジナルのアベンジャーズ再結集の物語。真田広之は、まあチョイ役ではありましたが、ホークアイの虚無感を表現する重要な場面です。過去の作品も絡んできます。この過程で、オリジナルのアベンジャーズの各メンバーが、自分自身と向き合うことになるのも、いい展開だと思いました。アベンジャーズシリーズは、他のMCU作品を観ていなくても、そこそこ楽しめるものだと思っていましたが、本作に限っては、そうとも言えないかもしれません(いい意味で)。最初に想定していなかった要素の1つとして「過去作を、もう1回見たくなる」というのも含まれていました。

そして、彼らの作戦が成功したかに見えたけど…ということで、クライマックス(その後も長く続くけど)。 

それにしても、サノスは大軍を引き連れてやってきましたけど、どうやってそれが可能になったのでしょうか? あの素材は1本しかなかったですよね。どうやって転送したの? もしかして、成分を分析して、生産計画を立て、ラインを組んで、量産が可能になってからやってきたの? それもアリかもしれないけど、ここは最大の謎でした。

それはともかく、それほど思い入れのない私でも、あそこでの「アベンジャーズ アッセンブル!」にはグッと来るものががあります。

本作で引退するであろうメンバーにも、それぞれケジメをつけてくれました。

さすがに、ソーは可哀想な役回り(笑いは、たくさんとれているけど)。 せめて、シェイプアップする時間をあげてほしかった。 いや、黒人も女性も当然のようにヒーローになる時代なんだから、ビール腹オヤジがヒーローになってもいいんじゃないかってことなのかな? 次の展開では、本当に彼らに合流するのでしょうか?