【欧州:コペンハーゲン】Day 5
デンマークは世界一幸福度が高い国らしい。
消費税25%、所得税40〜60%と恐ろしい納税額だけど、教育費無料、医療費無料、介護費は死ぬまで無料と、社会保障が超充実。
仕事やめても収入の2/3は入ってくるし、18才で家を出て一人暮らしをする学生にも生活費が支給されるとか。
税収が、目に見えて自分に返ってくるんだもの。喜んで税金払うよね。
ちなみに議員はボランティアですって。
なので、みんな質素?簡素?に暮らしている。贅沢しない。あるものを利用し、工夫しながら生きる。
「ヒュッゲ」という幸福感の国。週37時間までしか働いちゃダメで、信頼出来る人達と過ごす時間を大切にする。
「パパ、今度はいつ来るの?」と幼子に言われてたウチの旦那、気の毒すぎるねw
が!
なんかねぇ、活気がないんだよねー、この街。まぁ、ヒュッゲは活気の対極なのかもしれないが。デンマーク人は求めてないんだろうけど。。
活気っつっても、香港みたいな眠らない街を望んでるわけじゃなく。
私が居る辺りは元より、かなり色々回ったけど、どこも人が暮らしてる気配が無い。
なのに住宅不足で、建設ラッシュ?
ウチの周りの約400世帯もある巨大な団地、ゴーストタウンに見えるんだけど。
それでも15:00を過ぎると、仕事や学校が終わった人達が街に溢れ出すんだけど、混んでるのはバスくらいで、お店もガラガラ。広いお庭に人影ナシ。
基本的に移動は自転車らしい。
ウチの近所にも自転車屋が沢山あるけど、全部中古の自転車屋なの!
新品売ってる店が無い?!
繁盛してるのは、中心街の観光客向けのとこばかり。
公園もスッカスカで、サッカーボール蹴り放題(笑)
建物も古く、手入れが行き届かない。ボロボロのまんま。
あと、天気が悪い。というか、めまぐるしく変わる。晴れたな、と思うと、10分後には嵐のような曇り空。日光浴を楽しんでる場合じゃない。真夏も25度あったと思ったら、昼間でも突然9度まで下がったりするらしい。
だから、中庭にテーブルとベンチがあっても、そこでヒュッゲしてる人達が居ないんだよなー。幸せの象徴なのに‼️
というわけで、若干、消化不良の日々を過ごしてます。
大好きなスーパーマーケットも、しょぼいの!どのチェーン店も必要最低限。売り場の工夫もなく、可愛いロゴのIrmaですら、日本の家の近所のトップみたい(笑)値段は明治屋なのに!
これは頂けない。
という前置きで。
分厚い曇り空、出掛けずに家で作業でもしようか、、と思ったらトイレットペーパーが無い。大家は毎日8:00頃帰宅するから、そんなには待てないな、、と。
どの道、食べ物を買いに行くのに、あの階段を降りなきゃいけないなら、出掛けるべ、、とバスに乗る。
気分的にアガるクリスチャンハウンに行こう❣️あのカフェでアボガドスモーブローも良いなー。
なんて思って、1軒、気分良く用事を済ませたら、、
晴れてる☀️
よし、じゃぁ、クリスチャニアに行こうではないか‼️
Christiania
(↑詳しくはリンク参照)
コペンハーゲン内にある自称「自治区」。ヒッピーの村。アートの村。
大麻だけは合法らしく、そこらじゅうモクモク。(売り場がある通りは撮影禁止)
いや、大麻が合法だから楽園なのではなく。
湖畔沿いに広がる集落で、独自の国旗、国家、法律があるらしい。
ガラクタとダギングだらけなんだけどねw
観光客もたっくさん!こんな場所(大麻合法)なのに、子連れも、中学生だけのグループもいっぱい‼️
大人のプレーパーク的な。全部廃材を使った手作り。
カフェもオーガニックレストランも土産物屋もあって、物価が安い(笑)
お店の人も、住んでる人もアットホームで優しくて、ヒュッゲの塊のような村。
落書きとアートの違いは、時間をかけて描いたか、人目を盗んでチャチャっと描いたかの違いやね。
お!この資材の山は、、、我が家のか?!
観光地化された様に見えて、普通に人が住んでるんだよねー。1000人くらいが住んでるらしい。小さい子どもも沢山!パパと一緒に中庭で遊ぶ子ども達。(写真自粛)
コペンハーゲン市内に住居があって、クリスチャニアの住人の推薦がないと移住出来ないらしい(大家談)
ご自由にお持ちくださいのリサイクルや物々交換所もあって、工夫しないと生きられない村。
活気があって、世界から毎年50万人が訪れるんだって!そんな喧騒を物ともせず、ゆっくりのんびり暮らす人達。そしてウェルカミング。
大家も「あそこ大好き❣️人は優しいし、癒される!」と言ってました。(吸わないよw)
これくらい極めれば、この簡素な暮らしの国も「活気づく」んじゃないかな。
充実感と達成感は生きてく上で必要なんだと思うの。上昇志向もね。
貧困か無く、平等な社会は理想的だと思ってたけど、なんか違う。
みんなもっと極めようぜーー。
出口には「ここからはEUですよー」の案内が。
しかし、トイレは頂けない。扉ナシ、便座ナシ、何にもナシ。さすがに用は足せなかった。。