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リファインド 二胡 Shina (寺嶋級江)

弓について

2019.05.02 23:03

弓は大きく分けて二種類あると思います。


北京(北方)弓と上海(南方)弓。


広大な国の中国ですから、種類の違い、タイプはあって当然だと思います。


順番が逆になってしまいましたが、画像の


上が 南方式(上海、蘇州)

下が 北方式(北京)

※ただし、北京式の、「音がタイトになる感じ」があまり好きになれず、

弓先に付いていた弓の毛を平たく固定していた金具を取り払ってしまいました。。


南方の弓はシンプル。そして軽い。

北方の弓は脱着がしやすい。割と重め。

音の伸びは北式の方がある気がしますが、

シンプルかつ、音色がふくよかに広がるのは南式な気がします。


たまたま画像の南方弓は長めですが、北方の弓も長いものが多いです。

使い勝手や、音色。 好み、あとは楽器との相性もあるでしょうね。



私も両方のタイプを持っていますが、


南(上海、蘇州)の二胡を愛用しているため、

南の二胡の良さを引き出すには、やっぱり南の弓が合うように思います。


持ち手がシンプルなので、持った時、音(音色や振動)の感触がわかりやすい。

軽くて速弓しやすい。

弓の毛の分量でふくよかさが変わることから、


南方で竿の太さ、毛の分量が若干違うものを数本ストックして、

その時その時の楽器のコンディション、好みで使い分けしています。

使い慣れているせいもあって、ついついこちらを使ってしまいます。