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【読書記録】サヨナライツカ

2019.05.04 20:20

Hola!

GATOです!


本日は珍しく小説をご紹介します。

辻仁成著のサヨナライツカ。恋や愛について深くしんみりと考えさせてくれる作品です。

映画化もされている作品です。


●感想

恋愛について疑心暗鬼になっている時にこの作品を読みました。

いつも人はサヨナラを用意して生きなければいけない。そして孤独は最も裏切ることない友人の一人である。愛というものは季節のようなもの。愛しても愛しすぎてはならない。どんなに愛されても幸福を感じてはならない。愛なんて口にきた瞬間に、消えてしまう氷のカケラ。人間は死ぬ時に、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出す人に分かれる。私はきっと愛したことを思い出す。

私も愛を信じすぎず、それでも愛したいと思う人に出会えることを願おうと思いました。


●名言

「本当に大切だと思える人と出会えた時に、私はその恋の絶頂の時に、その人の横顔を見て、いつかサヨナラがくるような気がします。決してマイナスに考えているのではなく、それだけで生きている瞬間を愛おしく大切に思っているんです。」

どんなに愛おしい人と出会っても、サヨナラという存在を忘れずに生活する。だからこそ一瞬一瞬を大切に愛おしく思えるんですね。

「人間は一人で生まれて、一人で死んでいく動物です。サヨナラをいつも用意しておかないと、生きてはいけません。」

人間は一人では生きていけない!とよく言われますが。本当の根本は人間は一人であるということを自覚する必要があると感じました。

「行為の後にカタルシスの余韻がある。それは欲望の前に愛情があること。」

身体と心の関係は別とよく言いますが、女性は特にカタルシスに注目すると愛の存在に振り回されることが減りそうですね。

「苦しい堕落を経験した人間には必ず正しいものを見抜く力が宿る」

私も騙されたり騙したりという恋愛を経験したことがありますが、それをバネに知識として次につなげられることを意識してます。この言葉は力がもらえますね。

「甘えを許されることを愛されることと信じる女が多かった。だから弱いところを見せる」

よく弱さを見せて男を落とすと良いと言いますが、本当にそうでしょうか?と思いました。

「愛されるという受け身でなく、自分が愛したということを大切に思いたいんです。」

女性は愛されたいと願うもの。でも自分が誰かを愛するということをもっと大切に思ってもいいかもしれないです。


お読みいただきありがとうございます!

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最後にこちら

「あなたは死ぬ前に、愛したことを思い出しますか?それとも愛されたことを思い出しますか?」


それでは

Chao!