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笑顔full しばはらピアノ教室(狭山市)

【保育士とピアノ】保育園先生と保育科学生のレッスン

2019.05.05 07:43

最近は保育園でも音楽表現が重視され、保育士試験の選択科目にもなっています。

大学でもピアノが必修科目ですから保育士にとって

ピアノレッスンは避けて通れないものになっているようです。

さて、教室には、保育園の先生のAさんと保育科大学生のBさんがいます。

今回はお二人のレッスンのお話をします。



【保育園の先生Aさん】

「学生時代は、ピアノのレッスン嫌いでした」というAさん。

ピアノの先生が怖くて練習する気持ちが失せ、幼稚園教諭ではなく保育士を選んだそうです。

それが今は保育園でも音楽教育の必要性が高まり、

すぐにピアノが弾けないといけなくなり大変になったわけです。

Aさんのレッスンは、明日にでも園で弾けるように、

園で弾く曲を一度に何曲もレッスンしています。

一曲弾けるようになったかと思えば、

「この曲も弾かなくてはいけなくなりました」とレッスンする度に増えています。

Aさんの弾き歌い用の楽譜は、難しかったり、弾きにくかったりする楽譜もたくさんあるので、

実用性を優先してレッスンの進行に応じ、

音を少なくしても映えように易しい楽譜に書き換えています。

そうすると、Aさんの熱心さもあって レッスン時間内に課題の曲を弾けるようになります。

季節やイベントごとに弾く曲が変わるので大変ですが、毎回毎回頑張っていらっしゃるAさんです。


【保育科大学生のBさん】

Bさんは、ピアノはまったくの初心者でした。

学校の音楽の時間で、鍵盤ハーモニカを弾いただけだそうです。

大学が保育科に決まったので、レッスンを始めました。

最初、ト音記号は読めても、へ音記号は読めず、

「練習しても、右手と左手が同時に動いちゃいます」と言っていたBさんでした。

それから 3、4カ月くらいで早くも努力が実り、

右手でメロディーを弾き、左手で伴奏をしてとても上手に弾けるようになりました。

1年後期のピアノクラス編成では、真ん中のクラスに入れたと嬉しそうに報告してくれました。

そのころにはコードの勉強も取り入れはじめました↓


この1年でとても上手になり、 2年生からは学校でコードネームのテストがはじまったそうです。

そこで、テキストをもう一冊、はじめました↓ 

それに加えて、コードネームカードが活躍しています。

音大時代のお友達が作ってくれたものです↓ 


ちょっとわかりにくい写真になりましたが、

表にコードが、裏にコードネームの構成音がプリントしてあります。

セブンス、マイナー、オーギュメント、転回形等、全部あります。

私は作れないので、本当に助かっています。

Bさんは、このカードも使って、どんどん覚えてくれます。

(コードネームの関連記事はこちら


幼稚園の先生、保育園の先生、もちろん小学校の先生も、ピアノは必須です。

小さい頃から弾けるに越したことはありませんが、ピアノは何歳からはじめても大丈夫です。

やる気ひとつで、上達することができます。

AさんもBさんも、早く弾けるようになりたいという気持ちで頑張っています。

ですから、上達がとても速いです。

いろんな工夫が求められ大変ですが、教える側もやりがいがあります。