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調香師の香水手帖 “Muguet 2009”

2019.05.05 08:37

山に咲く朝露のスズラン Muguet 2009

春になると野生のスズランに会いに、山々を探査している。

とても個性的で弱くて強い香りである。

農薬の入っているお花屋さんにあるものは香ってこないよ。

有名なDiorのディオリシモはスズランの花の香りの代表作である。

エドモン・ルドニツカ様が作ったのだ。


ひと昔前に私は天然香料だけで Muguet を作る目標を持っていた。

2009年に仕込んだ Muguet を嗅ぎながら

小さなスズランを官能し脳に記憶させた箱から取り出して確認を繰り返した。。

香りを官能すると密かに飛んでくる清潔感溢れる…

看護師様の白衣のイメージで少々薬っぽく。。


スズランをヘッドスペース法で分析すると表れる香気成分ベンジルアセテートである。

これに可愛く甘いフェニルアルコールが超微量入り込んでいて、

グリーンのバイオレットリーフを水の中から嗅いだトーンが来る。

また甘くて苦い超微量のLimoneneが潜むよ。


小さな花は真っ白にそっと輝いて朝露と混ざり合い控えめに繊細に香ってくる。

とてもとてもお上品で独占したくなる。。

控え目で綺麗な白い香り旅はお一人でお楽しみください。


まこと虫



<MACOTT PARFUMS ミュゲ2009>

パルファム フラコンボトル 30ml 37,000円(税別)

パルファム ミニボトル 6ml 8,000円(税別)


発売日情報は追ってSNSでご案内いたします。