ラップ未経験だけどバトルイベントに参加してきたぜブラッブラッ
ラッパーって... 怖いですよね。
なぜなら、これは勝手な偏見なのですが、ラッパーは路上で薬物をキメたりイオンモールのトイレでセックスしたりするじゃないですか。
もしも、そんな怖いラッパー達が集まるラップバトルに参加しようものなら俺はその場で失神し、身ぐるみを剥がされて写真を撮られ、その写真がSNS上で拡散されてしまう事でしょう。
なので、俺は絶対にラッパーとは関わらずに一生を終えるだろうと思っていました。しかし...
ある日、友人がラップに目覚めまして...
その友人に誘われまして...
つい会話が弾んでしまいまして...
何故かバトルイベントに参加応募しちゃいました。
↓参加したのはこのイベントです↓
ただ、出るからにはマジで勝ちに行こうと思います。
・・・と意気込みたいのですが、参加応募が少し遅れてしまった為、イベント当日までの日数が約10日しかありません。
10日て。しかし、俺はこの程度では諦めません。ただ、練習方法もよく分からないのでとりあえず毎日3~4時間アカペラでラップをしました。
それに加えて、精神的余裕を保つ為、俺にラップを勧めてきた友人もイベントに参加するように頼みました。
その友人は宴酌(エンシャク)君という横浜住みの高校生で、俺の頼みに快く応じてくれたので今回のイベントには俺と宴酌君の2人で乗り込む事になりました。頑張るぞ!!
イェア!
そしてイベント当日
この日、俺はイベント当日なのに新聞配達バイトの休みが取れなかったので大急ぎで配達用バイクを走らせていました。
つまり俺は徹夜ラッパーになった訳ですが、これが意外と良い方向に転びました。脳の稼働時間が24時間を超えた事で意識がバッキバキに冴えてきたのです。多分2桁の掛け算くらいなら余裕で暗算できます。
この日の日程は、
- 12:00 銚子駅で宴酌君と合流
- 12:30 昼食
- 13:00 銚子市観光
- 15:00 会場入り
- 17:00 バトル開始
こんな感じです。
という訳で早速宴酌君と合流しました。
こんな良い子そうな顔をしているのに中身はあの怖いラッパーなのです。きっと気を抜いたら身ぐるみを剥がされて写真を撮られ、その写真がSNS上で拡散されてしまいます。
・・・と思っていたのですが、昼食をとる際に「鈴木さんの分の水も持ってきましたよ~」と気を聞かせてくれたり、地図を事前に下調べしてくれていて銚子市を案内してもらったり、人間として俺よりもずっと高いステージに居る好青年でした。
途中で、俺が田舎者過ぎて「電車ってどう乗るんでしたっけ」という内容の質問をした時も全然引かずに説明をしてくれたので、恐らく宴酌君は身ぐるみを剥がされて写真を拡散される側です。
道中、宴酌君が「平和なバトルがあっても良いですよね~」みたいな事を言っていたので今日のイベントは楽しくなりそうです。
あと、「最初のマイクチェックでワンツーワンツーって言う人は少ないですね」と聞いたので「ワンツーワンツーって言おう」と決めました。
そんなこんなで時刻は15:00、俺と宴酌君は会場に到着している予定だったのですが完全に迷子になっていました。イベント運営の皆さん、許して...
結局少し遅れて到着すると、会場はライブ中でした。
個人的にこの曲が気に入ったのでここに貼っちゃいます。
俺らは仲間を裏切らない♪
裏切ったなら売れはしない♪
ライブを楽しんでいると、曲と曲の合間で運営のラッパーに「クジを引いてください」と伝えられました。
このクジはバトルのトーナメントの組み合わせを決めるもので、完全に運のみで対戦相手が決まります。
鈴木S茶「おっ、7番でした!」
宴酌「8番でした」
・・・え?
トーナメントは1VS1だから、えっと...
1回戦の対戦相手は... もしや...
1回戦 鈴木S茶 VS 宴酌
早い、早いって。
俺の初ラップバトルの対戦相手が、数時間前に銚子市を観光しながら冗談で「決勝で会いましょう」なんて話し合った宴酌君に決定してしまいました。
もしかしたら知らない人よりも仲の良い友人の方がディスりやすいだろと思っている人もいるかもしれませんが、それは完全に間違いです。やりづらいったらありゃしない。
ただ、これはラップの女神様が俺に課した試練なのかもしれません。
きっとこの試練を乗り越えてようやく俺はラッパーになれるのでしょう。よっしゃ、頑張るぞ!
とは言っても宴酌君は「平和なバトルがあっても良いですよね~」なんて事を言っていたので意外とマイルドなバトルになるかもしれませんね。
それではお待たせしました!
BIG WAVE Vol.1
1回戦 3試合目
鈴木S茶 VS 宴酌
レディー... ファイト!!!
鈴木S茶
1回戦 敗退
完敗です。手も足も出ませんでした。
正直、バトル中の記憶がほとんど残っていないので、もしかしたら俺はその場で失神し、身ぐるみを剥がされて写真を撮られ、その写真がSNS上で拡散されていたのかもしれません。
その後、宴酌君は準決勝まで駒を勧めました。
一方、俺は便所で凹んでいました。
という事でラップバトルに参加する際にはしっかり練習をしないと記憶が飛ぶ事が分かりました。
ちなみに、優勝はTBANGさんでした。おめでとうございます!
そして次の日
俯瞰した意見を聞く為に、北山・長谷川の泥ラジのMCであるペニー長谷川さんに動画を見てもらって感想を教えてもらいました。
ペニー長谷川「いや、これって鈴木が全くアンサー返してないじゃん。何これ、質の悪い台本か何かを読んだだけ?だとしたら鈴木って」
ペニー長谷川「ヴェッ」
続いて、ピンクパンティの監督ムジナ・マルトノさんに動画を見てもらって感想を教えてもらいました。
ムジナ・マルトノ「確か鈴木ってドラムとベースやってたよね。それなのに何でこんなにリズムキープ出来てないの?才能無いんじゃない?ラップもバンドも止めた方が」
2人「ヴェッ」
・・・またラップやるか!
(ペニー長谷川さんとムジナさんの感想はフィクションです)