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NATURAL BORN HEROES

UTMF2019参戦記ー補給編

2019.05.05 13:25


UTMF2019は「ジェルだけ(固形物を持たない)」で臨む

UTMF参加にあたり、僕が用意した補給戦略は「ジェルだけ」戦略。先日プロトレイルランナーに変更したヤマケンさんがどうやらこのスタイルらしい、というのと、レース中に固形物を欲しくならない性分でもあるので、クイックに摂取できるこのスタイルを採用した。

固形物が食べたく鳴ったら、エイドで食べれば良い。UTMFはエイドご飯が美味しいので、この戦略で良い。(下の画像にはエネ餅が写っているが、レース前に食べただけでレース中は食べなかった)

ポイントは低GI

僕は血糖値スパイクが起こりやすいんじゃないか?という仮説があり、低GIな「WASPシリーズ」を中心に、味が好きな「マグオン」のアップル味、カフェイン含有量の高いCCC、目がさめるしょっぱさの「エルグソルト」などのラインナップで臨んだ。

また、超長距離は「以下に補給食でダメージを軽減できるか」もポイントだと思い、アミノ酸も定期的に摂取。今回は「カツサプ」と「俺は摂取す」を採用。カツサプは常備し、「俺は摂取す」はサポートメンバーに持ってもらい、サポートのたびに補給した。


結論:ジェルだけで陥ったトイレ地獄

僕の今回のUTMFの反省の一つに、エイドワークがある。それでも信越のときよりも早くなり、エイドのたびに順位を上げることが出来ているんだけれども、それどもトップ選手とは合計で1時間ほどエイドワークで差をつけられてしまっている。


その大きな要因は、「トイレ大」だ。

もともとお腹が強い方ではないのだけれど、今回本栖湖エイド以降、ほぼすべてのエイドでトイレ大をした。胸を張って言うようなことではないのだが、長時間固形物を入れずにジェルだけを摂取したからなのか、「我慢できない系のゆるゆるう●ち」になってしまい、トイレに駆け込まざるを得なかった。(幸い野●ソは避けることができた)。

この学びは次回の100マイルに活かしたいと思う。みなさんもぜひ気をつけてほしい。


マイルレースでアミノ酸摂取はマスト

アミノ酸、特にBCAA系は岩本さんの「非常識マラソンマネジメント」を読んでから取り入れ、もはや僕のレースマネジメント的に(ショートレース以外は)欠かせない存在になっているんだけれども、レース後半は粉末タイプのものでも飲みづらく鳴ってしまうことが多く、今回は味も良く普段から常飲している「俺は摂取す」を採用。

重さがあるゼリータイプなので、自分では背負わず、サポートに持ってもらうスタイルにした。

これが的中。成分的にも以下の内容がマイルレース向きだったと思う。


個人的には味がすごく好きで愛飲しており、また製造企業の中の人ともやり取りさせてもらっていて、熱意と誠実さをめちゃくちゃ感じている。超絶応援したい商品というのもあり、おすすめさせてもらいます(下のページからクーポンコード入れてもらうと安く変えるのでぜひご利用ください)。


クエン酸コンクの携帯、がすごく良かった。

今回挑戦したもう一つが、「クエン酸コンク」の携帯だ。

WASPシリーズが「甘ったるい」系のため、他のもので「酸味」「塩味」などバリエーションを持たせる必要があった。クエン酸コンクは「酸味」担当。もちろん疲労回復効果のあるクエン酸それ自体にも期待して投入したのだが、これはけっこう良い手段だという感想。

持ち運びはジェルボトルで。エイドで水をフラスコに入れ、そこにクエン酸コンクを入れるだけ。糖質だけでなく、こういったアミノ酸やクエン酸など、回復系の補給のラインナップをどこまで揃えるか?はマイルレースの重要なポイントになりそうなので、引き続きいろいろと検討したいところだ。


カフェインはマスト中のマスト

今回完走者の中でカフェインを取らなかった人はどれくらいいるんだろうか(いないんじゃないのかな?)。

ロングレースにおいて、カフェインとの付き合い方をマスターすれば相当有利にレースを進められると思う。

実際、僕も竜ヶ岳付近のナイトトレイルでカフェインを投下し、一気に開眼した。

カフェインの眠気防止作用はもちろん、疲労感を飛ばしてくれる効果はウルトラランナーにとって非常に有効。ただし刺激物でもあるので、マネジメントの仕方が難しい。

基本、回復系との組み合わせだけど、僕は今回有効な方法論を見出した。それはまだ内緒にしておこう笑