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(Report) Vol.92 1人遊び・おもちゃ選び、それらの悩みとはもう決別

2019.04.28 02:00

2019年4月28日、川口由佳子さんによる「解明!子どもと遊びの謎!? 〜1人遊び、おもちゃ選び、それらの悩みとはもう決別〜」が開催されました。

4月最後の日曜日。

日本では10連休の真っ最中であるにもかかわらず、4組の夫婦参加を含む、10名の大人と5人の子どもたちで、会場には熱気が帯びていました。

(実際は、空調がきいて快適ですよ!)

由佳子さんの楽しい手遊び歌で、わんぱく盛りの子どもたちが場になじんだところで、

「積み木、レゴ、クレヨン、ボール、粘土。これらの“おもちゃ”は、どうやって使うものだと思う?」

こんな質問から、講義が始まりました。

「積み木は積みあげて遊ぶもの」

「クレヨンは描くもの」

自らの固定観念から、親は子どもに遊び方をついつい誘導しがちなもの。

しかし、実際の子どもたちはというと…必ずしも大人が思い描く遊び方をするばかりではないでしょう。


「子どもたちは“今、自分がしたいこと”にフォーカスして、私たちが思っているよりももっと自由におもちゃに親しみ、遊んでいるんです」と、由佳子さんは言います。


だから【どんなおもちゃを使っているか】よりも【どうやって遊んでいるか、どんなことに興味を持っているか】に注目することが大事なんです、というお話に一同「なるほど…」と頷きました。


親の役目は【子どもが今、どのようなことに興味を持っていて、なにを遊びを通して習得しようとしているか観察し、環境を整え、サポートする】こと。

参加者一人一人が、我が子の遊ぶ様子をイメージをしながら、他の誰でもない、自分の課題として学びを深める時間となりました。

こんなお話をお聞きしました…

「子どもと遊びの謎」について、こんなことを学びました!


・「このおもちゃは○○するものなのに!うちの子はまだ出来ない」って思った事はありますか?

・おもちゃに対して持っている親の固定観念が子どもの可能性に気づけていない要因?!

・おもちゃの使い方が親の想定と違う!それは逆に子どもにとっては大切な○○を育む時間

・同じおもちゃでも遊び方が違う!子どもの発達段階でこんなにも異なる遊び方とそこから子どもが学んでいること

・「うちの子○○には興味ないみたい」って本当?親が子どもの遊び方に対して持つべき新たな視点

・子どもの遊びを見る目が変わる!親が子どもの成長に気がつく注目ポイント

・「遊び方に注目する」って、具体的にどうするの?どんな良いことがあるの?

・このおもちゃは今必要?どのくらい必要?おもちゃを出す最適なタイミングと最適な量

・発達段階に応じた子どもの遊び方のパターン

・子どもが遊んでいるとき、どんな声かけをする?

・ルールを理解しない子どもとゲームをする時、親がイライラしないで向き合えるコツ

・集中してひとり遊びが出来るようになるために、親ができるサポートのしかた

ご参加の皆さんのお悩みが最も深く、かつ最も盛り上がったのは「ひとり遊びのサポートのしかた」というテーマでした。


そもそも、ひとり遊びをなかなかしない、という声もあるなか、

「子ども達は、どんな子でも一人で何かに没頭する能力を基本的に持っています」と由佳子さんは話します。

「一人で遊ばない、というのは単に習慣になっていないだけなので、まずは安心してひとり遊びできる・何をしてもいい環境をつくること、そして遊び方を子どもに任せることから始めましょう」という言葉に、我が家の子どもスペースを思い浮かべ、自分達の関わりを振り返りつつ、納得と反省をしている様子の参加者一同。


「子どもは自分で楽しみを見つけることができる」という由佳子さんのメッセージに、ついつい我が子を楽しませてあげなくちゃ!何かをしなくちゃ!と頑張ってしまいがちな我が身を振り返り、一旦その思考はストップしてみてもいいかも!と目からウロコな気持ちになりました。


遊び方は子供に任せる。

何もしないのも遊びの一つ。


具体的にお聞きすればするほど、今日から我が子との関わりを新しく創っていける、そんなわくわくが沸いてくる、素晴らしい講義となりました。

参加者より嬉しい感想をいただきました!

いつも由佳子さんの講義に参加すると、むすめの毎日の様子をどのように観察してあげればいいのか、夫婦だけでは気づけない視点や切り口をみせていただくことができて、子育ての楽しみが増えるように感じて、とても楽しみにしています。
今日は、はじめて夫も一緒に出席でき、むすめの遊びを観察して、彼女を理解することについて、しっかりイメージできたようで、一緒に講義を受けられてよかったねと、満足度高く帰宅しました!
娘が生まれて、なるべく彼女らしく、親の押し付けでなくのびのび育ててあげたいと思いましたが、どうやったらそういう風にできるのかは普通は知らないし、何となくでやるしかないだろうと思います。
そんななかで、このゆかこさんの講座では日々の子育ての毎日を、すこし客観的に見直して見る機会となっていて、特に何回か出席を重ねるなかで、あ、私これでいいのかも!、と、ちょっとした自信のようなものを感じられたのが今日の一番うれしかった気付きでした!
毎月講義を受けられてこんな贅沢なことはないなと改めて感謝しています。
今日のテーマ遊びについても、親の思う「おもちゃの遊び方」を越えたところでこどもは遊ぶんだよということや、一見遊んでるように見えなくても楽しんで遊んでいることもあるなど、新しい発見がたくさんでした。
これから月齢をかさねた娘の色々なあそびを見られることがますます楽しみになりました。
(F.M.さま)
子どもの遊びについて、大人が如何に固定観念に縛られてしまい、その大人の思い込みと子どものやりたい気持ちのギャップが、イライラを産み出してしまっているのだと痛感しました。
とある方の講義で「子どもは全ての能力を持って生まれてきている、ただそのスイッチは最初全てオフになっていて、心や身体の準備が出来たらスイッチが(出来るようになる)。
保護者が出来るのはそのスイッチが入るように環境を整えて見守りサポートをして待つことだけ」と言うのを聞いたことがあり、今回由佳子さんの講義を聞いて本当にそうだなぁ…と納得しました。
息子は来星する2歳8ヶ月まで日本で保育園に通っていましたが、歩く、立つ、座る、食べる、排泄するなどの日常基本動作を保育園で習得していきました。
私自身は普段は仕事で忙しく気付いたら出来るようになっていた、と言うのが当時の感想ですが、今考えてみると保育のプロフェッショナルである先生方が、遊びや生活を通してスイッチの入る時期を見逃さずに導いて下さっていたおかげなのだな、と今更思います。
今回の講義に参加することで、如何に自分が子どもの発達について知らないかかということを改めて感じ、もっと知識を深めてスイッチを入れる環境づくりを楽しみながら実行していきたいなと前向きに考えられる素晴らしい時間でした(^^)
(K.F.さま)


通常は平日開催の多いマザーズアースの講義ですが、由佳子さんの休日開催講義は、夫婦で参加できる貴重な機会です。

この日も、4人の旦那様がご参加で、日頃子どもと接する時間がどうしても短くなりがちな旦那様の視点からの質問もあり、「子育て」について夫婦だけでは無い場所で、ちょっと

離れたところから振り返ることができる、そんな時間になりました。

それぞれの子どもの年齢なりに「うちの子これでいいのかな?」「もっとこうして遊べばいいのに」など、どうしても親は不安に思ったり、期待したりしてしまいがちです。


今回由佳子さんに教わったのは、子どもは親の想いを大きく超えてちゃんと遊んでいるし、どんな子どもも自分で自分を楽しませる力があるということ。


いま、子どもが楽しんでいるのはどんなことなのか?その興味が、近い将来どんなふうに変化していくのか?

それらの瞬間を身近で見ることが心から楽しみになる、そんな講義となりました。


Writer: Fumiyo Mitsunobu


今回の講師、川口由佳子さんのブログをご紹介します♡

由佳子さんの教育に目覚めた原点や子育てのヒントが詰まっています!