記憶がないのは幸せなことなのかもしれない
2019.05.08 15:15
父が自殺した日の最期の手帳を母に見せてもらった。
思いのほか何も感じない自分に驚いた。
冷たい人間なのかなあと思ったけれど、父の記憶はないのだもの。
帰るたびに痴呆が進んでるばーちゃんを見て思った。
笑ったり
怒ったり
泣いたり
拝んできたり
起きるたびに人が変わってる
かわいそうと思うのは、こちら側のエゴだ。
記憶がないのは幸せなことなのかもしれない。
ただ、感謝は忘れずにいようと思った。
お父さん、産んでくれてありがとう。
天乃蒼已