Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ロンドンは、まだ故郷ではない

英語には訳せない?オフィスで飛び交う日本のワード。

2019.05.14 20:23

うちのオフィスは基本的にローカル(現地の外国人)が多いので、もちろん普段は英語でみんな話をします。が、ローカルを含め、皆に使われている日本語が少しあります。


なぜ使われるかというと、英語にカッチリ当てはまる単語がなくて、そのまま日本語を使った方が通じやすいから。

さて、どんな単語でしょう。



3つだけ紹介します。


① 忖度

ここ数年よく使われる、ソンタクです。

ソンタクって、いかにも日本!って感じの単語じゃないですか?相手の気持ちを推し量って、良しなに行動する。


ほぼ面白半分で使っていることが多いですが、ローカルも「あー、ソンタクしてるわー」という時に、「I’m sontaking !(ソンタキング - 進行形!)」 などと言って、面白いです。笑っちゃう。


まぁ忖度は、似た単語なら英語でもありそうですが、「相手の気持ちを推し量る」レベルが、忖度はかなり高い気がします。ニュアンスですね。



② 根回し

ネマワシも、日本っぽいですねー。海外の人も、やるんですよ、根回し。でも、ネマワシに当てはまる言葉は、無いです。

要は、周到に準備をしておくこととほぼ同義な気がするのですが、ネマワシというとどうしてもチョットいやらしいというか、謎の「越後屋さぁ〜ん」みたいな裏のニュアンス(伝われ)が生まれるのは、なぜなのか。


③ 同期

これは、ナルホドー、と思ったんですが、採用方式の違いからくるんですね。

要は、海外では、「毎年新人をドバーッと採る」のではなく、「必要になったら採用する」方式なので、同期入社メンバーという意識が生まれない・そもそも同期が存在しないことが多いのです。


ただ、駐在員がよく「コイツは俺の同期だよ〜」といったように誰かを紹介することが多いので、自然にローカルもドウキという言葉を覚えたみたいです。


たしかに英語でドウキは、ないかもね。



というわけで、ボギャブラリー豊かな?日本語に学ぶ、文化の違いでした。