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tayutauao

5月8日、わたし自身の見えない徴

2019.05.07 15:00


春の朝 おなかにあぶくそして知る

きみは正しい姿の残像


かなしみがさらさらの水になるような

化学反応知りませんか


雨音でぐんぐん歩くスピードの

それそのものをさいわいと呼ぶ


わたがしの溶け方知ってときどきは

きちんと絶望しておきなさい


オリオンの尻尾の存在知らなくて

あなたをあなただとおもいたい


ベランダの煙草の煙でよく見えないが

あそこで光っているのがスピカ


サミシイを冷たいゼリーで流し込む

冷蔵庫からはみ出る小指


金色の雨の降る夜廻りだす

人の体は静かなレコード


あの空にひねりつぶしたチューブ近づけ

そういえば夢の中では魚でしたね


花束をいっぱいもらって生きてゆく

わたしの旅は雨だっていい