馬背峠
福井県敦賀市とその西に位置する美浜町には、互いに行き来する為の4つの道があります。
国道27号 旗護山トンネル
福井県道225号敦賀美浜線 関峠
福井県道141号竹波立石縄間線 白木トンネル(ただし敦賀側不通)
そして今回紹介する福井県道33号佐田竹波敦賀線にある
馬背峠(まじょうとうげ)
敦賀半島のやや南側に位置していて、敦賀三山の一つ西方ヶ岳と三内山の鞍部に位置しているこの峠、この半島に点在する原子力発電所と海水浴場の為、意外と交通量のある峠なのです。
福井県道33号佐田竹波敦賀線
(さたたけなみつるがせん)
敦賀市の駅前を中心とする旧市街地から、名勝「気比の松原」を通り、そのまま海沿いに敦賀半島へ北上する路線です。
今回ご紹介する区間は気比の松原の西端にある櫛川地区より、峠を越えて美浜町に入った竹波までの区間です。
この区間はシーサイドロードとして人気が高くドライブなどで走ったという方も多いのではないでしょうか?
さてしかし今回の主役は海ではない。
2車線快走路を軽快に走っていると、左に折れる道が出てきました。
これこそが、今回の「馬背峠」に至る道筋。
さぁ行くぞ!
これから挑む山並み。
中央の鞍部が馬背峠、左が三内山、右が西方ヶ岳、野坂山地から半島に突出する急峻な地形に挑みます。
でん!
上の写真のカーブの先に現れたのは、いかにも新しいトンネル。
馬背峠トンネル
新しいもなにもこのトンネル、わずか2歳のがきんちょです。
2007年美浜原子力発電所3号機の蒸気漏れ事故を受けて国が交付金を発布し作ったもので、地元は一切負担していないという県道としては異例のトンネルです。
しかし一つの疑問。
原発の事故でなんでトンネルが出来たか。
それは・・・、海水浴シーズンで馬背峠が異常渋滞してたから。
もともとこの道は敦賀半島横断道路という名称を持っていて、敦賀半島全体に散在する海水浴場を結ぶ一種の幹線なのです。
この渋滞により事故対応が遅れたこともあり、国も重い腰を上げたというわけ。
しかし今日の用はトンネルじゃないわけで、
旧道さん、今行きますよ~。
うおおおおい!!
なんで?
去年の秋は通れたじゃん!
そんなバカな・・・。
徒歩だと・・・。
この足で!?
実は人生初の亀裂骨折という奴をやってしまい、今まともに歩けないのです。
左足じゃなかったら車にも乗れないところ。
ちなみにこの写真の1時間後、小指はさらに倍くらいに腫れました。
痛いよみんな。
裸足で歩くときは足元に注意してね!
どうしようか迷っていたら、不思議な光景を発見。
トンネルに向かって右側の砂利の空き地を、
やたら福井県の所有物だと主張するコンクリートたち。
そりゃまぁ主要地方道の脇の空き地だから県の持ち物でも不思議はないけどさ。
ここまで乱立(5,6本あった)されても困るんだが。車停めるのに邪魔だし。
・・・なんかいいもんでも埋まってたりして・・・。
美浜町へワープ!!
・・・すいません。
この足で徒歩調査はやっぱ無茶でした。
足が完治したら必ず!!!
引き返さずにトンネルを使って美浜側まで来たのは当然、
こっちの旧道はどっかしらまで行けるんじゃないか?という期待があったから。
その答えは!?
orz
覚えてろ、馬背峠旧道め。
足が治ったら絶対来るからな!!!
美浜町側、麓のお地蔵様にリベンジを誓い、
この限りなく失敗に近いレポを締めさせてもらいます。
・・・つうか失敗だろ・・・。
汚名返上!