私が感化されたアルザス関連本
フランス、アルザスワイン徒然。
私の将来的目標は#アルザスワイン に特化した本を書く事。その思いのきっかけを作ってくれたのはこの本だった。Per.Warfvinge氏という スエーデンの大学の理系の先生が書いたこの本。毎年アルザスにバカンスで来られて、ワイナリー巡りをし、趣味(だと思う)でアルザスワインブログや本まで書いている方。
先生に一度お会いした時に言われた事は「好きじゃないワインがあっても、批判は書かないと決めている。好きじゃないなら、そのワイン(ワイナリー)について書かなければ良いだけで、わざわざ批判する事はない。」とおしゃっていた。確かにその通りだ。 この先生の書かれた本は、しっかりした専門書的で、今博士論文(分野が全くもって違うが)を書いている自分にできる事は、こんなアルザスワイン本を日本語で書くことかなあと漠然と思ったりもした。博士論文書きで、言語とリサーチ力と黙々と机に向かう事だけはできるので、その能力(?)を別分野に使えたらなあと思う。もう、今の専門はこれ以上はしんどい…。 どのワイナリーさんに行っても、どんなワインを飲んでも、私にも好き嫌いがあるし、美味しい美味しくないと思う事はある。
でもそれは人それぞれの好みだ。 ワイナリーさんだって色んな他のワインを飲んで来ているわけではないし、私も他と比較はするのだが、批判はしない。私なんかの一般消費者のコメントなんて、本当に小さなものだ。他も飲んでいるから、「ここのこのワインはかなりスッキリ飲みやすい。」「ここのこのワインはすごい香りがフルーテイ。」「ここはゲヴェルツトラミネール も結構辛口目に造っている。これなら色んな食にも合わせやすそう。」なんて感じの、話しをしながら、それがワイナリーさんの意図と合致すると喜んで「そうなんだよ、ウチはね…。」って話してくれたりするのだ。
だからワイナリーを紹介してください、ワインを紹介して下さいと言われたら、まずは好みを聞いて、そこからワインをお勧めする。(周りの知り合いに勧める程度の事だが)。
2冊目はその先生にお勧めされた本。こっちこそ正にアルザスワイン専門書だ(お高かった…。)
と…アルザスワインの話しを書き始めると、アルザスワインオタクになるので、ほどほどにしたいと思う。 ただ私はもっと一般的に世の中にアルザスやアルザスワインを知ってもらえて、「飲んでみたいな」と思ってもらえたらそれで良いのだ。