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JAM SESSION 英会話

韻を踏むとは?

2019.05.13 10:50

参加者の方から、



「英語の歌詞で韻を踏むのってラップみたいですね」



といわれました。





イメージ的にはやっぱりラップの感じですが、ほぼ全ての英語の曲は韻を踏みます。



というよりも、もっとそれ以前、詩を読む時代からそれは続いています。





たとえば、シェークスピア。



Shall I compare thee to a summers day


Thou art more lovely and more temperate.

 

Rough winds do shake the darling buds of May.


And summers lease hath all too short a date



1行目、3行目が、


DayとMay


で韻を踏んでいます。

声にだすとわかりやすいと思います。

どちらも「エイ」という音が聞こえます。

(デイ、メイ)




そして2行目、4行目が


Temperate

Date


で韻を踏んでいます。

少しわかりづらいですが、声にだすと、

どちらも「エイト」という音が聞こえます。




こちらの場合は


A (1行目)

B (2行目)

A (3行目)

B (4行目)


という感じで韻を踏んでいますが、


A (1行目)

A (2行目)

B (3行目)

B (4行目)


という感じで韻を踏むこともあります。



そして


A (1行目)

A (2行目)

A (3行目)

A (4行目)


4段続けて韻を踏むこともあります。


その一例は、ご存じ

The Beatles 'Yesterday'




Yesterday

All my troubles seemed so far away

Now it looks as though they're here to stay

Oh, I believe in yesterday



みたいな感じです。




なぜこんなことをするかといえば、韻を踏むと、リズムが出るからです。



昔の詩人は吟遊詩人ですから、つまり詩を高らかに読み上げるんです。



そのときにリズム感がとても大事になるんです。読んでて、気持ちが良いんです。韻を踏んでいると。




日本語の詩でもそうですよね。



いるかいるか

いないかいるか



みたいな風に。



みなさんもぜひ洋楽を歌うとき、韻に注目してその気もちよさを感じてくださいね。