Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

◇奇跡を信じて

2019.05.09 14:00


昨日の朝のことです。

私が交差点を渡ろうとしたら、近くの人が声を掛けてくれ、一緒に渡ってくれました。

そこは信号機がスクランブルになっている、大きな交差点です。

「私は、この交差点が苦手なので、とっても助かります」と、お礼を言いながら、あの日を思い出しました。

あれは4年くらい前のことでした。

信号を待っていた私の位置は大きな道路の西側の南です。

信号が変わり、直進で南から北に向かって歩き出しました。

歩数を数えて、35歩くらいで着くはずなのですが、その時は向こう岸の段差が出て来ません。

「あれ?」と不安になり、速度を上げました。

でも、向こう側の段差にたどり着けません。

嫌な予感がしました。

その時です。

車が一斉に動き出しました。

どうも私は交差点の真ん中にいるみたいで、南北の車がビュンビュン飛ばして走って行きます。

「これは、へたに動くと引かれるな」と、身動きが取れなくなり、真ん中で固まってしまいました。

すると、突然若い男性の声がして「私と一緒に渡りましょう」と、どうも手を上げて車を止めながら斜め向こう(北東)側に渡ってくれました。

男性は、その後また、車を止めながら交差点の中に入って行かれたようでした。

私は心臓がバクバクしながら「一体、何が起こり、さっきの人はどこから現れ、どこに行かれたのだろう…」と考えていました。

ちょうど、近くに知り合いの人が居て「危なかったですよぉ」と声を掛けてくれました。

私は、状況を尋ねたら、教えてくれました。

男性の人はバイクで交差点を通りかかり、バイクを中央に置いて、私を助けてくれ、また、バイクの処に戻って行かれたそうです。

お礼を言う間も、ありませんでした。

あの瞬間の、あの人の勇気と行動を思い出すと、胸が熱くなります。

いつもこのことを思い出したり、話していると、涙が出そうになり、今も、感謝の気持ちで胸が熱くなっています。

お顔も、名前も分からず、お礼も言えなかったけど、あの人は「スーパーマン」でした。

今、感謝を込めて、奇跡を信じて、ここに書きます。

4年くらい前です。

大阪梅田の新阪急ホテルの北側の交差点です。

当時の私は58歳くらいでした。

『あの時は、本当にありがとうございました。』

今も忘れておらず、これからも忘れません。

この感謝の気持ちが、あなたに届くことを信じ、あなたのお幸せを心からお祈りしています。

ありがとうございました。    


亀ちゃん