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日焼け止め考~FDAの論文

2019.05.10 10:34

紫外線の厳しい季節、日常的に日焼け止めを使う人・子どもに塗ってあげてる人もいらっしゃると思います。

そんな方にFDA(アメリカ食品医薬品局)から論文が出されました。FDAとはハーブの安全性を学習している人にはよく知られている米政府機関です。

結論からいえば「日焼け止めの化学物質4つについては、体内に吸収され、血液中から検出されることがわかった」。


アロマテラピーの精油の化学を学んでいる人にとってはあり得る話だと納得されると思いますが、一般の人にはショックかもしれません。ということは薬品と同じように血流に乗り全身をめぐることになるのですから。

私が注目するのは、皮膚に塗布するタイプの化粧品の体内吸収についての研究は進行形であることが明らかになったということでしょうか。

一部の女性を対象としている化粧品よりも対象の広い日焼け止めだからこそFDAが手をつけたとも考えられるので、いわんや化粧品をや、そんな印象を覚えました。


重要なことは日焼け止めの成分が体内に入ったらどういう影響があるのかはまだ不明なので、すぐに慌てて使用を止めるという極端な話ではなく、紫外線による体への悪影響の方が明らかなため、日焼け止めを使うことは必要だということです。ただ使用量や頻度についてはちょっとは配慮した方が良さそうですね。


ならば体に安全な日焼け止めがあればいいのに・・・ということで、効果があって安全な成分についても書いてありました。

ニ酸化チタンと酸化亜鉛。まさに古典的!

ここでは皮膚から吸収されないということが分かっている成分という意味なのかなぁ、もとの英語の文献が72ページもあるので、読めそうにない・・・

それにナノ化されたニ酸化チタンと酸化亜鉛についてはどうなのか・・・

体内に入れば発がん性が知られているものでもあるため、うーん、日焼け止め選びも難しい。

私としては日常的な日焼け止めは、植物オイルを工夫して、これまでどおり二酸化チタンと酸化亜鉛でつくろうと思います。旅行時などはもっとパワーが欲しいので市販品のお世話になります。

今回のお話は長年気になっていたことがすっきりしたってことで…今後の研究が気になりますね。