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ミラーレスF1。

2019.05.11 01:18

スペインGP、フリー走行1回目の結果。

◎トップタイムはボッタスの1:17.951。昨年のポールシッター、ハミルトンのタイムが1:16.173なので、まあ、まだまだ伸びるでしょう。1:15、もしくは1:14まで行くのかも。

◎PU新調のフェラーリ2台はハミルトンの前に来ましたが、まだまだ本気は出してないでしょうね。そういう意味ではメルセデスもだと思うけど。

◎ハースのグロージャンは同僚より0.3秒早い。アップデート車の効果?

◎サインツは6番手。アロンソのいない今、スペインの旗背負って頑張って欲しい。

◎フェルスタッペンは結局ハードでしか走らず、オイル漏れか何かでピットで大幅メンテ。

◎ストロールは終盤にラインを外してウォール激突。赤旗揚げられて、セッションを早じまいさせてくれました。それにしても凄いアングル(下の写真)。

◎ラッセルは、走行中に「ミラーがなくなっちゃたよ」って(笑) 確かに右の鏡面がなくなってましたね(トップ画像参照)。どこに落としたんだ。ウィリアムズ、このところ面白い(といっちゃ不謹慎だけど)ネタを提供してくれますね。アゼルバイジャンでマンホールに壊されたマシンのお金は、ちゃんと払ってもらえそうで良かった。

久しぶりに見たカタロニアは、2007年の改修で最終コーナー手前がシケインになってるんですね。早くなりすぎるホームストレートのスピード抑制が目的みたいですが、今日のフリー走行観てると皆、ここのライン取りに苦戦している感じでした。ターン14の縁石に乗って素早くターン15を切り抜ける感じっぽいですが、タイミングを外すとグリップを失ってフラついたり、ターン15でコースアウトしちゃったりする感じです(下の写真の中央左手がターン14。次のターン15のあたりのスキッドマークがドライバーたちの苦労を物語ってます)。


【おさらいF1①:フロービズ】

ほんとにしばらく見てないので、いろいろ知らないものが多くて(笑) 個人的に今シーズン勉強したことをメモっておきます。

フロービズという言葉も知らなかったです。なんのためのものかは映像見たらすぐ分かるんですが、言葉の意味(特に"ビズ"のとこ)が分からなかった。グーグル先生によれば「フロービジュアルペイント(Flow Visualization Paint)」の略とのこと。ビズはビジュアライゼーションの略だったんですね。昔から空洞実験とかでは使ってたものだそうですが、実際に屋外で使い始めたのは2010年からで、マクラーレンが最初に始めたんだとか。2011年にはルノーやロータス、レッドブル、フェラーリ等が使い始め、今に至るということのようですね。

蛍光系の顔料を溶かし込んだ揮発性パラフィンやオイルを、風の流れを知りたい部分にスプレー等で塗ると、走行中に風圧でボディ表面を流れていきます。揮発性の液体分が蒸発すると、顔料だけが残り、風の流れを可視化してくれるというわけですね。

今回、エアロをアップデートしているチームも多く、マクラーレンなどはド派手に塗ったくっていました。下はノリスのフロントウィング右側。ここに塗ることでフロントウィングで発生した気流がどういう風にタイヤやバージボード、リアの方まで流れていくのかが見えるんですね。

ピットではこれを撮影する担当クルーもいて、ガレージに入るなりバシャバシャ撮影して、さっさと拭き取ってしまうらしい。メディアとかに撮影されて、他チームとかに分析されるのを防ぐためだそうで、中には蓄光顔料などにして、肉眼では見えないようなものもあるんだって。