Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Dolce fer Niente by Nana

ダンサーとしての初舞台の思い出 リベンジ!

2019.05.11 13:43


ダンサーとしての初舞台の思い出の続きです




さて


「ねんちょうぐみのおゆうぎかいのときはかわいいやつおどりたい」


との野望を胸に秘めていた私は無事年長組になりました





きくA組


(年長はきくA組ときくB組だったのです)



菊ってちょっと幼稚園児には渋すぎない?



菊組って漢字で書くと余計に可愛さゼロなんですけど







まあとにかく、きくA組になりました



担任は年少の時と同じ先生






しかしこの先生は私に「銀河鉄道999」を配役した先生





おちおち任せてはいられない!!!







ということで


お遊戯会の何ヶ月も前から


手紙を書いてプレゼンをすることにしました






そのころの私のバイブルは


小学館ミニレディーシリーズ

「バレエ入門」



バレエ教室なんか無い


バレエをやってる人なんかいない


バレエを見たことがある人すら、いるのかどうか怪しい




そんなど田舎で




「バレエ入門」の中の写真で見る美しいバレエの世界は




私には別世界・・・







ではありませんでした!!!!





ぜんっぜん現実




だって毎日ずっとこの本を眺めて過ごしていたので




頭の中はバレエでいっぱい



(というかまあ、チュチュとトウシューズでいっぱい)




超現実的に


「これをやる」


と決めていました





しかし先生はバレエなんて知らないかもしれない





そこで手紙なのです





私はバレエをやりたいのだということ


チュチュを着るのだということ


そしてバレエといえば「白鳥の湖」で


それは白いチュチュなのだということ





ねんちょうのお遊戯会ではそれをすべきなのだということ





を、手紙に書いて先生に渡しました







その日の自由時間





教室の真ん中にある大きなストーブをみんなで囲んでいる時




「今日はななちゃんがお手紙をくれました。ななちゃん、みんなの前で読んでもいい?」




「うん」






今になって振り返れば

お遊戯会に対する細かなリクエストを書いた手紙って

先生どう思ったのかしら???



とちょっと聞いてみたい気もするけど





その時の私は自分の要望がちゃんと先生に伝わったということと


みんなにも私のやりたいことが伝わったということで



大満足でした!






なんとなく



伝えたら


そして伝わったら


実現するのだ



と、思い込んでいたんですね



(ある意味あたってる?!)








そしてそれからもことあるごとに



「お遊戯会ではぜひ白鳥の湖を!」ということを



とてもじゃないけどここまで熱い幼稚園児の夢を叶えないわけにはいかないくらいにまで



しつこくなんども



先生を追い詰め

先生にアピールし続けたのです





そして当然の結果として





私は白鳥の湖を踊ることになったのです



先生もう、逃げられないくらいまでアピールしたからね、私





続く(なんか長くなってきたな)