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相手に伝える難しさとチームワークについて

2019.05.11 16:11

 大阪では急激に真夏日になり、この暑さに体がついていかない方も多いのではないのでしょうか。熱中症対策が本格化しそうです。

 私は介護業界から移動スーパー(小売り業)に転職しましたが、スーパーの知識などはまだまだ不十分なところがあり、日々勉強の毎日です。どの業界においても、専門用語や専門知識、業界ならではの話しなどがあります。私もよくスーパーの社員さん同士が話されていることを聞くことがありますが、話しの内容がほとんどわからない時があります。また用語もわからないことがあります。例えばアウトパック商品という言葉がありますが、これは自店舗内で作っておらず、外部で作られた商品という意味になります。関西スーパーの場合はセントラルキッチンという大きな工場があり、そこで全店舗の一部惣菜や巻き寿司などが作られております。またはインストア商品はその反対の用語となります。この業界なら当たり前の用語ですが、他業種からすると分からない用語も多いです。これは一部の例で、言葉のニュアンスで何となくわかることもありますが、やはり意味を知らないと全然違う解釈になることもあります。私は介護業界にどっぷりはまっていた人間な為、介護業界で使われている専門用語や知識も一般の方からしたら、意味不明なことも多かっただろうと思います。今回その受け手側の気持ちがよく分かり、人それぞれに合わせた“かみくだいた説明”が必要だなと改めて感じました。

 他職種が相互理解できるには、まずは自分の役割(仕事)が何なのか?何ができるのか?を明確にし、相手に伝える(言語・書面)。次に相手の役割(仕事)は何なのかを理解し、強み・弱みも理解した上で、協力できるところはお互い最大限していくことが望ましいです。それを可能にするには”相手への思いやり″が必要だと考えます。しかし、実際の現場では私情や感情、立場があり、なかなか上手くいかないこともあると思います。そんな時は人のことを言う前にまずは自分のことを見直して、自分の役割を100%実践できているか?を検証しています。自分の役割を100%こなせていないのに、相手への指摘や協力を呼びかけることはチームプレーではなく、ただの″丸投げ”や″人任せ・依存”となります。個が個として自立(自律)して初めてチームワークが成立すると考えます。いつも万全を期することが重要ですが、いつも万全の体制が整っていないのが現場であり、それぞれの現場の流儀が存在します。応用力があるチームでは、自分の役割はもちろんのこと、他の領域へのフォローも当たり前に行います。これをチームメンバー全員が行えば、かなり生産性の高い現場となり、それが顧客への満足度にも確実に繋がります。丸投げして仕事を任せるのか信頼して仕事を任せるのとでは、全く意味が異なってきます。後者の領域に到達するには、日々のコミュニケーションでどれだけ双方のギャップ(仕事の理解や日ごろ思っていることなど)を埋められるかにかかってくると思います。私も人間なので、イライラする時や余裕がなくせかせかしている時もありますが、そんな時こそ仕事仲間には思いやりを持って接するように気を付けてます(出来ていない時もありますが(^-^;))。日々の積み重ねが、いざ無理難題が起こった際、快く協力を得られ、それが結果として顧客満足に繋がっていくと思います。

 一朝一夕では成し得ないことですので、これからもコツコツと努力し続けて、仕事仲間と共に良いパフォーマンスを発揮できるように頑張っていきます(おわり)。