Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

30台がひしめく新生FIA F3。

2019.05.12 01:58

F1の話題じゃないんですが、好奇心にかられて新しくなったF3の初戦(レース1)を観てみました。

うむ。面白い。チーム数は10チームということでF1やF2と変わらないのですが、エントリーできる台数がMAX3台ということで、総勢30台のマシンがコースをうようよ走る様はなかなかです(笑) 予備知識ゼロのところから、フリー走行、予選とざっくり観てチーム名はなんとなく分かってきましたが、ドライバー名とどのチームに所属しているのかなんかまるで覚えられません。おまけにF2同様、全チーム同じ規格の車なので、あっちゃこっちゃで抜きつ抜かれつするだろうし、これ、解説も大変だろうなあ・・・。

レースを見た印象は「草レース感ハンパない」! F1を目指す若いドライバーたちばかり(平均年齢19歳!)ということもあってか、オーバーテイクとかグイグイいってくれます。おかげで前車のテールに突入気味になってみたり、ブレーキングのタイミングを遅らせすぎて、コーナーやシケインをショートカットしてみたり、VSC(ヴァーチャル・セイフティー・カー)の時に迂闊に追い抜いてみちゃったりと、F1ではあまり見ないシーンが続々(笑)

結果、記念すべき新FIA F3の一戦目はペナルティポイントの雨あられになってしまい、ウイニングラン後にこんな事件が・・・。

1周だけのWINNER

2番グリッドからスタートし、最初のコーナーでTOPに立ったARTレーシングのクリスチャン・ルンガー。その後TOPを守り切って最速ラップも刻みながら1位でゴールするんですが、VSCが導入された際に「すみやかに減速しなかった」という裁定が下されて、最後の最後に5秒加算ペナルティを食らって2位に降格。結局、プレマ・レーシングのロバート・シュワルツマンが繰り上げのポールTOウィンに。

▼1位で戻ってきたルンガー君。ウイニングラン中の無線でも「みんなありがとー!イェーイ!」と大はしゃぎだったのですが・・・

▼どこからともなくスチュワードがやってきて・・・順位プレートを颯爽と差し替え('Д')

▼まだ事態を把握していないと思しきルンガー君、感無量のガッツポーズ(笑)

▼表彰台でカップをもらっても、念のため確認しているルンガー君・・・。可哀想。

これってシュワルツマンのほうも微妙な心境でしょうね。マシン降りてからもちょっと混乱気味でしたから。まあ、どれもこれも若さゆえ・・・ってことで(笑)

初めてF3カテゴリーを観ましたが、新F3になったことでGP3枠以外から来たドライバーたちは、重くて馬力も倍以上になっているマシンを操らなければならなくなっているとのこと。数々のペナルティは、まだまだ扱いに慣れていないことの現れなのかもしれません。

日本人も2人がエントリーしているF3、F2の松下選手と一緒に応援したいと思います。