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TURTLE MARKETING ACADEMY

23.知識は力なり、知識は金なり、知識はオールマイティ

2019.05.12 14:57

将来の不安を解消するために、また夢を叶えるために貯金をしなさいと言われてきましたが、同様に私たちは積極的に「知識の貯金」も実行すべきです。知識の蓄えにどれほどが必要かは個人によりますが、一般的に言えることは、社会人になってからコツコツと少しずつ蓄え始め40才代はできるだけ多く蓄え、50才になったら貯めた知識を他人に貸し出し60才になったら蓄えた知識を元に利息生活に入ります。  

昔の諺ではありませんが、まさしく「知識は身を助ける」です。少しでも余裕があれば自己投資し知識の貯金をしてください。

知識がベースになり、それが智恵となった時に、社会貢献が可能となり、また、私たちの生活が快適に充実したものになります。全ては知識があればこそです。


知識を大別すると「形式知」と「暗黙知」の2つに分かれます。「形式知」は言葉や数字で表すことができ、厳密なデーター、科学方程式、明示化された手続き、普遍的原則などの形でたやすく伝達・共有する知識を意味します。

学問を勉学して得られる知識が「形式知」だが、それに対して「暗黙知」は非常に個人的なもので形式化しにくい知識のことです。そのために暗黙知は他人に伝達して共有することが難しいとされています。主観に基づく洞察、直感、勘は、この暗黙知のカテゴリーに含まれています。言葉を換えていうならば、経験や体験から得られる知識が「暗黙知」だと言えるでしょう。


ビジネス社会で成功するには、良きコミュニケーションとアイデアの創作が重要だと言われますが、形式知と暗黙知の2つの知識が相互に変換されるとき、単に個人所有の知識から組織の知識となり、問題の解決やアイデアの創造が可能となります。


野球の天才として読売ジャイアンツの王選手と長嶋選手が比較されますが、両者は打者として素晴らしい才能を持っていましたが、根本的な違いがあると言われています。

王選手は理論派で打撃方法もヘッドのスピードとか角度とかを数値を持って説明するが、長嶋選手は気迫で情熱で打つなど、真似ても真似ることができない打法です。この場合は王選手が「形式知」の天才で、長嶋選手は「暗黙知」の代表者です。

王選手が長嶋流の打撃法を試みると、新たな発見が見つかり、長嶋選手が王選手のように言葉と数値で説明すると、つまり知識の転換によって新たな発見が生まれます。