T様 Fender Japan TL62 フレット擦り合わせ&電装交換
宮城県仙台市のギター修理&中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
作業してから少し時間が経ってしまいましたがご紹介させていただきます。
【Fender Japan TL52 / フレット擦り合わせ&電装交換】
90年代に作られた、フジゲン時代のテレさんです。
長いこと使っていなかったということもあり、リフレッシュして、もう一度音楽を奏でてもらいます。
ローフレットを中心に凹みがあったので擦り合わせしていきます。
そのままでも使えますが、一度綺麗に整えます!
さらにフレット上でのストレートもしっかり出すことで、演奏性を高めていきます(^ ^)
指板にマスキングをし、フレット上にマーカーで印をつけて準備万端。
弦を張り、チューニングした状態で擦り合わせていきます。
演奏している状態にできるだけ近づけて擦り合わせることで、完成時の精度が変わってきます!!
擦り合わせ後は再びフレット上にマーキングし、角ばったフレットを丸めていきます。
擦り合わせで出した頂点を削らないよう、注意を払いながら作業していきます。
フレット成形後は、紙やすりを使って細かな傷を綺麗に取っていきます。
いくつかの番手を変え、最後にコンパウンドで磨けばピカピカの1年生です( ´ ▽ ` )ノ
今回はオプション作業として、フレットサイドの面取りもさせていただきました。
斜めに落としただけの状態と違って運指が滑らかになり、弾きやすさが格段上がります。
ハイエンド系のギターでは、大体の場合は写真ような滑らかな状態に仕上げられていますよね。
続いて電装交換です。
今回はピックアップ、コンデンサー、ジャック、配線材を交換しました。
カントリー系の音楽嗜好に合わせてセラミックコンデンサーやWEのビンテージワイヤーを採用しました。
左が元から付いていたコンデンサー。
右が採用したビンテージのもの。
セラミックコンデンサーは素直で硬めの音質になる傾向があり、一般にイメージするテレキャスのサウンドと相性が良いです。
さらにビンテージWEワイヤーとの組み合わせで、明瞭で音抜けの良いサウンドを目指しました。
実際に、レンジが広がり、音も太くなった印象です。
なにより、新しく載せたピックアップのキャラをしっかり表現できていると思います。
以上、フレット擦り合わせ&電装交換でした!!
暫く眠っていたギターやベースでも、しっかり調整すればまだまだ使えます。
是非、お気軽にお問い合わせください。
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