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マヤ

レンタ彼氏『OMI⑪』

2019.05.13 10:55

臣くんの息が顔に当たる。





眼鏡の奥に見える瞳。





長い睫毛を伏せた。





私も自然に目を瞑り、彼を受け入れようと少し顎を上げた。




一瞬、不安がよぎった。




臣くん似の、レンタル彼氏とキスするの?




それでいいの?




「ま…待って!」




エレベーターが止まった。




咄嗟に振り上げた手が、彼の首筋をかすった。




「痛っ…」




「え?引っ掻いた?…ごめんなさい💦」




閉まりかけたエレベーターの扉を足で止めた彼は、私の腕を取って言った。




「着いたよ、降りるんだろ?」




「ごめんね💦引っ掻き傷できたんじゃない?」




「いいよ、別に」




「大したことない」




「ごめん…」




「それよか…」






「俺を拒むんだ?」






to be continued…