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砕け散ったプライドを拾い集めて

インバヌマの娘

2019.05.13 11:16

(イパネマ海岸)

作曲家のジョピンそして外交官でありジャーナリストでもある詩人のモライスが(こういうことって可能なの??)、リオデジャネイロのイパネマ海岸沿いのバーでグダグダしていたところへ現れた美少女。母親の煙草を買いに来ていた15 だか16歳の娘、身長170センチのキレイな上、サマのいい娘だったらしい。……その名もエロイーザ。二人のプレイボーイが見逃すはずもない。


ほら、ごらんよ
甘くスイングしながら
彼女の揺れる姿は
この世で一番美しい


世界的な大ヒットになった。

https://www.youtube.com/watch?v=NldPFVKYmiw

(フランク・シナトラとアントニオ・カルロス・ジョピンのセッション) 

このヒットの後、このバーは「ガロータ・ヂ・イパネマ」(イパネマの娘)と名前を変えている。私が訪れた1980年代にはまだ営業していた。 

話は急転直下に千葉は印旛沼の畔に近い佐倉市ユーカリが丘といういかにもニュータウンっぽいところに変わる。ここに住んでいる友人が“おじさんジャズバンド”をやっている。 そのバンドのテーマソングが『インバヌマの娘』というのね。あれね、アレ。もちろん『イパネマの娘』のダジャレというかパクりというか、もの凄くかっこ良く言ってオマージュ。 

あの美しい響きの「イパネマ」がどうして「インバヌマ」と醜く泥っぽく訛るの? 
歌詞の方?これなの。

いつでもおいでよ
みんなの印旛沼
フナもドジョウも鰻も獲れるよ
コイも獲れるよ、アイも釣れるよ
♬  

何だよ、これ?あ〜あ“甘く揺れるスイング”はどこに行ったんだ?  

……と思っていたら、最近、やはりジャズ好きの別の人物が、FBで日本酒の試飲会があり、これは是非とも「イカネバの娘」だって口走っている。
うんもう〜〜