海の向こうから。

最近どことなくウツ気味だった自分。

鬱ではなく、「ウツ気味」ということで大した事ではない。しかしながらなんとなく

「ああ、自分には特に何にも無いよなあ…私は何にも持っていない…」

という少々訳の分からない思考回路にはまっていた。

思うに私だけではなく、生きていればほぼ皆様、このような回路を彷徨う時もある。はず。

そんなある夜更け…

ベルギーのアランさんからメールが来た

「ハロー 僕の新曲出来たから聴いて下さい♪メキシコでレコーディングしたよ」

(アランさんはレコードレーベルの社長でもあり、音楽家でもある)

早速1曲目をいそいそと聴く。

「OH。(少々外国に引きずられている)カッコ良い…カオス」

Google翻訳に打ち込んでお返事。

「超絶カッコ良いです。オリエンタルな風情に、クールなリズムと音。とても好きです！」

アランさんからお返事。

「Yeahhhhhhhhh」

日本は深夜。よく分からないが、ベルギーはお昼前くらいなのだろうか。

アランさんと音楽についてしばしやり取りし終えた後、私は「ウツ気味」から脱出している自分に気付いた。

海の向こうから、新曲出来たよ！聴いてください！と届くメール。

行ったことの無い国、ベルギー。

ウキウキ気分で音楽を送ってくれるアランさん。深夜の

Yeahhhhhhhhh。

「なんか…不思議で楽しいな。」

深夜に、海の向こうからやって来た音楽のプレゼント。

自分は、なんだか、幸せだなと思った。