椿峠
今回は敦賀を飛び出し隣町の旧道峠をレポしようと思います。
国道27号
福井県敦賀市を起点に京都市船井郡京丹波町に至る直轄国道です。
直轄国道と言うのはもともと旧道が多い。
なぜなら国が直轄で管理しなければならないほど重要な路線と言うことなので、線形の改良というのは必須なのです。
それはバイパスであったりトンネルであったりで、つづら折れやヘアピンカーブを極力減らそうという方向で現れます。
そして今回紹介するのはトンネルによって国道の座を奪われた峠、
椿峠(つばきとうげ)
それではレポスタート!
ここが旧道の交差点。
信号のある交差点は、広域農道の若狭梅街道です。
さて旧道はどこだ?
正解は信号の奥の余りにも目立たない交差点。
若狭梅街道は国道27号の混雑緩和に一役買っていて、なかなか交通量が多い道なのです。
ひっそりとたたずむその姿に旧道の哀愁を感じます。
そして右に写る集落への道と別れるとそこはもう過去の道。
アスファルト舗装を新しく塗りなおしてもらえているだけ、扱いはいいと言えます。
そしてこの旧道からは若狭梅街道の「坂尻トンネル」の坑口を間近で眺められるポイントがあります。
農道のくせにトンネルとは偉そうに!!
トンネルを抜けるとすぐさま山の麓に差し掛かります。
ここは先に紹介した同じく国道27号旧道の関峠(こっちは県道化してますが)と同じく、かつて血みどろの戦場となった国境の峠。
低い峠ですが、歴史ある姿に期待が高まります!
・・・え!?
これはいったいどうしろと・・・?
害獣防止柵が半開きの状態。
これっていっていいの?だめなの??どっち???
ビビりの本性が現れ、ここは素直に引き返し。
大丈夫!峠には2つ入り口があるんだから!
反対側へレッツゴー!
現道トンネルという完璧な迂回路を通り反対側へ。
椿隧道(つばきずいどう)
ご覧のとおり歩道がほとんどない状態だったので、写真は撮れませんでした。
しかし昭和39年に完成したトンネルと言うことでその風格は十分。
峠の旧道化も同じ年と思われます。
ちなみに現在は今走っている現道の南側に、美浜東バイパスが完成し、旧道は旧旧道となっています。
美浜東バイパスには国吉城トンネルが貫いていて、道路上ではそこが新椿峠と言うことになります。
なんか複雑・・・。
美浜東バイパスにかき消されるようにして、別れる旧道の交差点。
さぁここからが峠に建てるか勝負の分かれ目!
バイパス工事に伴って改修されたであろう旧道のガードレールたち。
さすがに分不相応って感じです。
山の鞍部へ続く電柱だけが旧道の定めを知っている。
廃れるか、残るか、その瀬戸際の峠へ、いざ!!
完 全 封 鎖 !!
最近、旧道の封鎖本当に多いなぁ。
ところで皆様にご質問なんですが、こういう害獣防止柵って通った後締めれば、開けて入ってもいいって聞いたことあるんですが、どうなんでしょう?
確かに役割として人間を通さない目的の柵じゃないしよさそうですが・・・。
しかしレポの最後にこんなお願いで心苦しいですが・・・
情報求む!!
※7年前のレポですので、現在は容赦なく入っております(笑。
情報ありがとうございました!