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ZIPANG-3 TOKIO 2020「日本の町『犬山』木曾の中乗りさんも癒された犬山のゆったりとした木曽川の流れで  『木曽川うかい』を楽しむ」

2019.05.15 15:05

はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。  


夕陽が落ちる頃、漁火を頼りに鵜匠と船頭を乗せた木の鵜舟が木曽川を下り漁場に向かう。

昔、木曽川を、木曾節に唄われた中乗りさんたちは、木曾深山の狭い急流を、1本づつにばらした木材の真ん中に乗って前後左右に飛び乗り、起用に木材を操りながら尾張藩まで届けたそうです。命懸けの仕事だったんですね・・・。明治44年JR中央線が開通するまで300年間続けられた木曾伝統の木材運搬方法です。

中乗りさんの魂は永遠に「木曾節」の流れに寄り添い或いは飛び移りながら生き続けていくことでしょう・・・

木曽のナー 中乗りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ


袷ょ(あわしょ)ナー 中乗りさん
あわしょやりたや ナンジャラホーイ
足袋もそえて ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ


人はナー 中乗りさん
人は見目(みめ)より ナンジャラホーイ
ただ心 ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ


木曽のナァー 中乗りさん
木曽の名木 ナンチャラホーイ
ひのきにさわら ヨイヨイヨイ
ねずにナァー 中乗りさん
ねずにあすひに ナンチャラホーイ
こうやまき ヨイヨイヨイ

(木曾節抜粋)※やはりこれは入れないと!「木曾五木」の節を追加しました。


中乗りさんたちは木曽川の、命も落としかねない急流を考えると(現在、日本ライン下りとして木の観光船で下ることが出来る)犬山のゆったりとした流れに辿り着いた時はきっと、ゆりかごに揺られているような気分だったに違いない・・・


漁火に火が付くと気が入り身が引き締まる。

漁火の灯りに、鮎たちも寄ってくる・・・

鵜匠と船頭と鵜が渾然一体となる時・・・


木曽川うかいは1300年の伝統漁法

鵜飼は、美濃国では702年(大宝2年)の各務郡中里の戸籍「鵜養部目都良売(うかいべめづらめ)」の記述が最も古い資料です。この資料から木曽川うかいの起源は、今より1300年前と考えられています。


犬山では、今から340余年前に犬山城3代目城主成瀬正親公が御料鵜飼として始められ鵜匠を保護したと言われています。昔は漁として行っていたため、満月・水の濁ったときは鵜飼をとりやめていましたが、明治42年頃より観光を取り入れて行っているため、増水・台風時以外のときは行われています。



1300年の伝統を誇る歴史絵巻

鵜飼は、鵜飼舟に乗った鵜匠が鵜(海鳥の一種)を訓練し、川魚を捕らせる古代漁法です。鵜飼舟にはそれぞれ鵜匠と船頭が乗り込みます。1人の鵜匠が操る鵜は10羽。首に手縄をつけ、鵜匠の巧みな手縄さばきに促され、鵜たちは水中へ潜り、鮎をはじめとする川魚を捕らえます。


鵜が魚を捕まえて水面に上がってくると、鵜匠は手縄を引っ張り、鵜が捕らえた魚をはき出させ、それを何度も繰り返すことで漁を行います。


「ホーウホーウ」と威勢のよい鵜匠のかけ声、水中と鵜匠の手元を何度でも行き来する鵜。ライトアップされた国宝犬山城を背景に、1300年もの伝統を誇る、幻想的な歴史絵巻が目の前でくり広げられます。



木曽川うかいのみどころ

木曽川うかいの特徴はよく見えることです。観覧船は、鵜舟のすぐ間際にまで近づきます。時にはかがり火の熱気が頬で感じられるほど。鵜も水しぶきが飛んでくるほど間近まで寄ってきてくれます。2003年からは、より気軽に楽しんでいただくため、昼の鵜飼も全国に先駆けて実施しています。


木曽川うかいでは、鵜飼観覧と木曽川遊覧がセットでお楽しみいただけます。木曽川の雄大な自然を、熟練の船頭がご案内いたします。木曽川から望む国宝犬山城は、一見の価値あり。


船上弁当

鮎をはじめ地元産の食材を使用した、贅をつくしたお弁当の数々からお選びいただけます。


料金

昼鵜飼(船上食事付プラン)は大人5,000円。夜鵜飼(船上食事なしプラン)は大人3,000円。詳しくは木曽川観光へお問合せください。

木曽川うかい(きそがわうかい)
所在地 愛知県犬山市犬山北白山平2番地先 電話 0568-61-2727
交通案内 名鉄「犬山遊園駅」東口より徒歩約3分
定休日 木曽川の増水時
駐車場台数 40台

国宝犬山城を眺めながらの「昼鵜飼」


木曽川うかい 開催期間 6月1日~10月15日

お問い合わせ

木曽川観光(株) TEL. 0568-61-2727
ご予約受付時間
4月~5月(平日のみ):9:30〜16:00
6月〜10月15日:9:30〜18:00  


ロングラン花火

国宝犬山城の木曽川からの眺めは、また格別です。
8月1日~9日 船上から花火がご観覧いただけます。観覧船ご予約の方だけのお楽しみ。


犬山・木曽川うかい周辺情報

犬山温泉情報

犬山温泉「白帝の湯」は、犬山城下、地下1200mから湧き出た犬山唯一の天然温泉です。 無臭できれいに澄み切った、低張性冷鉱泉。主成分は、炭酸水素イオン・ナトリウムイオンなど。つるつる美肌効果が、女性のお客様に人気です。


国宝犬山城

天文6年(1537)、織田信長の叔父、織田信康によって木之下城より城郭を移して築いたといわれています。木曽川沿いの小高い山の上に建てられた「後堅固(うしろけんご)の城」で、以後、中山道と木曽街道に通じ、木曽川による交易、政治、経済の要衝として、以後戦国時代の攻防の要となりました。

国宝犬山城。東庭園・有楽苑には国宝茶室如庵があります。

国宝犬山城の城下町の昔ながらの町並みは観光客の人気スポット。人力車も好評!

国宝犬山城は、室町時代の天文6年(1537)に建てられ、天守は現存する日本最古の様式です。木曽川のほとりの小高い山の上に建てられた天守最上階からの眺めはまさに絶景。周辺には犬山城下町の古い町並みや、多くの観光施設があります。信長・秀吉・家康が奪い合い、歴史の荒波を生き残った、国宝犬山城をご覧ください。

名称:国宝 犬山城
通称:白帝城
立地:平山城
天守構造:望楼型・三層四階地下二階・複合式天守
天守の高さ:約19m
築城年:天文6年(1537)
築城者:織田信康(織田信長の叔父)
廃城年:明治4年(1871)
指定文化財:国宝(天守)
主な城主:織田氏・池田氏・石川氏・成瀬氏
所在地:愛知県犬山市犬山北古券65-2


犬山「木曽川うかい」について、
さらに詳しく知りたい方は下記のリンクをご覧ください。


ZIPANG TOKIO 2020「犬山 木曽川うかい 1300年の伝統の匠の技 女鵜匠も活躍!犬山城の東 庭園・有楽苑には、国宝茶室如庵」



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使



協力(順不同・敬称略)

木曽川観光株式会社 〒484-0081 愛知県犬山市犬山北白山平2番地先 TEL.0568-61-2727

犬山市観光協会 〒484-0086 愛知県犬山市松本町4-21 TEL:0568-61-2825

国宝犬山城 愛知県犬山市犬山北古券65-2 TEL.0568-61-1711



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