【インターン記事 vo.1】

2019.05.15 02:46

信州大学全学サッカー部では、2019シーズンより、ディーアイシージャパン様とスポンサー契約を締結しております。

その繋がりで、5月1日に弊部部員、教育学部2年・乙田がディーアイシージャパン様を訪れ、インターンをさせていただきました。

(ディーアイシージャパン様のホームページは以下から)

https://www.dicjapan.co.jp/

事前打ち合わせを行い、特別に松縄社長に1日対応していただきました。

会社組織や業務内容の説明はもちろん、企業内で飼育している「しなの雪姫」というブランド山羊🐐の紹介から、乙田の人生相談まで、多岐にわたるコンテンツを含むオリジナルのインターンを受けさせていただきました。


乙田としては、普通の大学生ではなかなか関わることのない「社長」という立場の社会人と触れ合える貴重な経験になったかと思います。


以下が乙田が1日で感じたことをまとめた記事になります。

是非、ご覧ください。

(文責:浅川)


<人の価値> 

人手不足や人件費削減、またITやAIなど、近頃労働について人の存在がまた見直されはじめている。これは人口減少や人工知能の発達が背景にあるためである。しかし、人は他の機械や動物に代えがたいものを持っている。

人の価値はなかなか視覚化して推し量ることが出来ないが、身近に私たちがそれを行うことができるものが給料であったり、雇用、採用というかたちである。なぜ仕事を行うのか、という問いに対して、ほとんどの人が「生計を立てるため」と答えるだろうが、そこでは私たちとその会社で契約が交わされ、その会社に従事することになる。ほとんどの人々が、生涯その仕事場で働きお金を頂くことになっていくと思うが、一人に支払われる給料は一か月に20万円などである。それがたとえ大きな成果を出していなくとも、その人のこれからの可能性にかけて会社は給料を払う。時代が移り行く中でも、人が雇用されている理由について考える必要があるということである。

単純作業などは人ではなくAIなどの科学技術が行うようになってきている。任せられることはそのようにしたい。ただ、例えば交渉先には必ず人が行くし、そこで話されることはその会社の立場を考えたうえでの言動が求められる。相手の顔を伺ったり声色を変えたりと、そこでは様々な努力が行われる。このように会社のために人は奔走するのである。会社にとっては欠かせない存在であるだろう。

また、そこには他の仲間との協力が不可欠である。私たち一人一人の能力は、経験を積んでいけば高めていくことは出来るだろう。しかし人と協力して行う際、他人との関わりあいの中、どこかで妥協をしたり積極的に相手に求めようとする姿勢などは、なかなか身に付くものではない。「チームプレー」が欠かせないと考える。

これらのことは我々、信州大学全学サッカー部にも言えることではないか。一人一人がチームの一員であるという意識。他人のために行う自己犠牲のプレー。チームからお金を配給されることは無いが、チームの勝利を目指そうとする姿勢という点では精通しているものがあると考える。

社会人でなくとも私たち学生の周りには、人の価値が見直される場があると思う。それは客観的に仲間について考えるだけでなく、主観的に考える時間も含まれる。自分が、自身の属している集団に対してどのように貢献できているのか。その場所に自分がいることで何か利益が生まれるのか。他人との対話だけでなく、自分との対話も大事にしたい。

                                  (乙田晃太郎)