「敏感さ」との関わり〜勉強会の振り返りから〜
先日京都でセルフケアmini勉強会を開催しました。
今回は参加が初めての方も2回目の方もいらっしゃいました。改めましてありがとうございます。
毎回その場の空気感を大切にするように心掛けているのですが、一応大筋として前半は「HSP」というキーワードで私が用意したレジメを元に皆さんのお話を伺う時間にしております。過去の内容ではHSPを提唱したアーロン博士や他の方の本の内容を使いながら「HSP」について見てきたのですが、今回は少しそのまとめとして私が今までHSPに当てはまる方々とお会いしてきた中で自分も含めた共通点を挙げさせてもらいました。
いくつか挙げさせてもらうと、
◯感受性が豊かで共感力が高い→アンテナが多く、たくさんの情報をキャッチしやすい。ゆえに疲れやすい
◯賞賛されることより、共感されたり、受け容れられたりすることの方が喜びが大きい→内面の充実や心の声を大切にしている
◯グループでの活動も楽しめるが一人の時間が好き→一人の時間で充電する
◯感覚的に理解することが多いので言葉にするまでに時間が必要→すぐに言葉を返せず自分を責めてしまうことも
こちらに挙げたのはほんの一部ですが、ある方が「"普通"との闘いだった」と仰っておりました。
例えば、「一人で△△に行って来た」と言うと「普通△△は一人で行かないでしょ」みたいに好きなことを好きなようにやっても理解
されないとか。
私の場合は仕事などの時に「普通の行動」を探してしまう自分がいます。
話し掛けるタイミングとか些細なことで"こういう時って普通はどう行動するの?!"と一人で悩む時があります。距離感が掴めてしまえばいいんですが。
あとは「(普通の人みたいに)もっと頑張らなきゃ」と自分に鞭打ってしまう方もいらっしゃると思うでしょうし、そうしないとやっていけない場合もあると思います。
HSPは出来事の影響が数時間後、数日後に出る傾向があるので長く引きずりやすいようです。「あの時のあの行動(発言)」を一人振り返る、一人反省会もしばしば行っている方もいらっしゃるかも知れません。
それに関わることかも知れませんが、他者から受けた注意や叱責が自分自身を全否定されたように感じて引きずってしまうという話もありました。
私も色々試したのですが、「無くす」ことは難しいです。
聴こえてくるものを嫌なものだけ消すことは出来ないのと同じく。
「聴こえ」で言うなら、心地好い音に注目する努力をしたり、嫌な音に慣れたり、丸ごと受容するとか、なぜ嫌いなのか考えたり、他のやり方もあるかも知れません。
例えば、注意や叱責が全否定されたように感じるというような場合は、私自身は女性脳と男性脳という考え方を本で読んだことがありその考え方を取り入れています。具体例で、ある夫婦がいて、妻が作った食事を「どう?」と聞かれた夫は感じたまま「薄い」と言ったら妻は急に怒り出したとか書いてあって、男性は自分と仕事を切り離して考える傾向があり、注意されたら注意されたその部分しか影響を受けず、女性は自分のやった仕事は自分の一部として捉える傾向があるために否定すると全否定された気持ちになるんだとか。
私は動揺してしまうような出来事に対しては知識で補って、自分で自分を宥めるようにしてます。無理やり「気にしない」という結論に持っていくのではなく、なぜ気にしなくていいかを自分の中で話し合いをします。自分の中で解決しないことはそれ相応の場所に行くこともします。
やはり長く引きずってしまうのですが、繰り返すうちに早く折り合いがついてくる、というのが私のメンテナンス方法です。
人それぞれにやり方はあると思います。
スポーツでも実践しながら覚える人もいるし、座学などの知識から入る人もいるそうです。(私は運動音痴なのでよく分かりません。。。)
勉強会の後半はセルフケアの方法をご紹介するのですが、今回は瞑想法についてお伝えしました。瞑想法も自分に合うものを色々試して探すことが大切なようです。
また勉強会やワークショップなどで一緒に考えていきたいなと思います。
もしよろしければ一緒に考えていきましょう。
お読みいただきありがとうございます。