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Kikuhara Yuri

モロッコに行ってきました.3

2019.05.15 15:56


フェズへ行く途中、バスが止まってるときにナッツ売りのおじさんが乗ってくるんだけど


まっすぐ目を見て"買って"って言われると戸惑ってしまうよね少し。



日本だとバスの停車中に人が乗り込んでくることもないし、止められちゃうと思うし、かと言って車内販売のワゴン的なことではなくてなんか許す許さないとかない不思議な空気で空間なのよね



勝手に乗ってきて勝手に歌って、チップを

っていうおじさんもいて、その光景自体は数日モロッコにいる間に慣れちゃったけど


その後渡そうとするとスッと真横を通り過ぎた


彼はしっかり目を開けているけど、全く見えてないらしくて



バスを降りた後も、まるで見えているかのような躊躇いのない歩き方が印象的。







見えてないってどんな感覚なんだろう








きっと触ることが全て、手が目の代わりで、感じることが全てなんだろうなって


その後バスの間ずっと考えてた

私もひとつひとつしっかり触って感じとりたい




そんなこんなでフェズに着くとガラリと空気が変わる


なんだここは、、


メディナの大きさも広さも物の量も全て違う

広い〜物がたくさん〜楽しい〜


怪しい声がけも増えて

どこの街も歩けば絶えず客引きがあるのは同じだけどこの頃になってくると


ただただお金を稼ぐ目的の人と、少しでも迎え入れてくれる気持ちがある人が何となく感じれるようになってきてた


勝手に道案内されて断ったら、俺の時間を無駄にしたんだから金払えって言ってくる人もいたけど


何回も言うし、少しこわい経験をしたからこそだけど、みんながみんなそうじゃない


どこに行っても良い人は良い人



実際フェズを2時間案内してくれた11歳の男の子は肝が座ってて自分の愛する街をのびのびと紹介してくれた


俺は悪いガイドになんかならないって


力強くそう言ってた


このメッシTシャツ着たちっちゃい男の子ね




フィルムカメラがすごい気に入ってて

これどうやって確認するの??って何回も言ってた


見せてあげたかったな〜

彼のお気に入りの公園とフェズの街


この国はとてもエネルギーで溢れてる

彼らは彼らなりに生に対してひたすらに真っ直ぐだなって思えた