【案内④】第35回定期演奏会 Ensemble +PLUS
彼女の名前は佐藤仁美。
九州交響楽団のヴァイオリン奏者である。
彼女を夢中にさせているものは、目に入れても痛くない2人の息子である猫にゃん。
そして料理。
料理の腕前は、佐藤の自宅が九響楽員のビストロ化するほどである。
近年、九響では第2ヴァイオリンの首席代行を務め、音楽・人柄ともに周囲から愛されている。
(#^^#)
そんな佐藤が2012年秋に九響の友人、そしてピアニスト中川淳一と演奏会を開いた。
粒ぞろいのメンバー、佐藤の素晴らしいリーダーシップで演奏会は大高評。
しかし、その好演を聴き、野望をたぎらせている男が客席いたことを佐藤は知らなかった。
(゜o゜)
その男とは渡辺伸治。
渡辺は佐藤たちを騙くらかして・・・、失礼 (*''▽'')、説得して宿望である聴衆とともに成長し歩む福岡発の弦楽四重奏団の創設を企んだ。
そして1年半後の2014年春、佐藤はその時の猿渡友美恵、重松恵子とともに弦楽三重奏を母体にした常設のアンサンブルを結成。
Ensemble+PLUSである。
2012年の演奏会はエピソード・ゼロだったのだ。
渡辺は、思惑通りにことが運び、後は佐藤たちを語り倒すだけと。
( ̄ー ̄)
そしてその時がやってきた。
2015年の第20回室内楽定期演奏会、日高剛ホルン・リサイタルである。
共演の中川が佐藤を客演に指名したのである。
またもや、はかったようにことが運んだ。
( `ー´)ノ
打ち上げで佐藤を熱く語り倒す渡辺。
室内楽定期演奏会のレギュラー弦楽四重奏団としての起用を約束。
証人は渡辺と佐藤の横に座していた中川。
翌日、佐藤は猿渡と重松にことの次第を話し、3人は歓喜。
ヽ(^o^)丿
こうして福岡発弦楽四重奏団の計画が船出したのである。
岸邉百百雄の福岡モーツァルト・アンサンブル解散から20と1年。
※ドラマのナレーション仕立てで執筆するため、敬称略とさせていただいています。
失礼をお許しください。
m(__)m