3年後マニラの3つの事務所は無人化する。ロボット化は必要。
人件費の安いフィリピンで無人化??自動販売機ですら、そこでの物売り人に払う人件費より自動販売機の電気代の方が高くて、その上に販売機初期投資の償却費が売上から捻出することが出来ない。そして街を歩く人に自動販売機で買い物をするお金も少ない。無い無い尽くしと言う理由でフィリピンには自動販売機は普及しない。なのに何故 無人化??
うちのマニラ事務所の場合は、法律事務所ですが、フィリピンの弁護士が日本の弁護士が行う範囲より広く、日本の弁護士が出来る言わるる法務業務以外に、日本で言う公証人役場、行政書士や特許申請事務その他が可能です。しかし、仕事の流れは簡単で、業務の受付⇢受付書類や添付する必要要件の確認⇢修正があれば修正処理⇢受付終了⇢業務とこの一連の作業に大卒の人間やパラリーガルという弁護士志望の人を使っています。しかし商売ですから、何度か来られた方への感謝の言葉や待ち時間の短縮や待ち時間内にコーヒーを飲んでもらったり等のサービスも必要です。そこには言葉使いやタイミングも必要なのです。
しかし今のフィリピン人はこの対応ができない。お客様が急いでいるかどうかの、相手の気持ちを汲み取り対応するという事は出来ない。自分勝手で礼儀も知らない。時間を守らない。結局どっちが客なのかという状況になってしまう。また持ってくる必要書類を聞かれても、フィリピンに居る方ならお分かりのように、これを持ってきてくださいと言われて、持ってくと、これでは足りません。これもとなり、お前一回で言えよ。とクレーム対象を社員が勝手に作ってしまう。それを丁寧に教えこんでもう大丈夫と思えば、辞めてしまう。ただ辞めるなら良いが、退職金が無いと役所に訴えられる。うちもBGC事務所を出して5年、既に20回以上人が入れ替わった。最初からの人は勿論いない。それに遅刻や早退、人はうちが8時から6時まで開いていることを信じて来るが、それがこれによって出来ない。本来うちは他の事務所との格差をつけて、来る人の便利さを増すために、朝6時に開け、夜9時までやりたい。しかしそれが出来ない。これが出来れば普通は月給が25000円だが倍の5万円払っても良いと考えているが、今のフィリピン人、貧乏なくせに苦労はしたがらない。💧
故に無人化を3年後を目処にする。そのために今から出来る体制に積極的に投資していく考えだ。
今はロボットが出来る範囲が大きくなった。ロボットが一回転宙返りやどんな所も歩ける、走れる。ちょっと前までは、縫製工場のロボット化は無理であると言われていたが、医療用ロボットがここまで出来るようになると、細かい手作業も出来るであろう。これからは海外に安い人件費を求めて工場や事務所を出すことや、安い労働者を国内に入れるという事すら必要が無くなる。