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28.人間性で求められるのは「仁」の気持ち

2019.05.16 22:27

「新しい世紀の新たな神話は人間性・実学・経験の3つ」だと、少し受けを狙ったような表現をしましたが、元来は「21世紀の神話」などと改まって言うことではありません。世紀の間に切れ目があるわけではなく、それは単に人間が作り上げた時間的な概念にすぎないからです。時間は留まることなく継続して動いています。新たな神話は突然変異のごとく現れたのではなく自然の流れのなかの一つの現象にすぎません。したがって、その変化を察知できれば、いつでも自然に適応してゆけばよいのです。時既に遅しということはありません。思いついたらすぐ行動に移すことが大切です。


3つの中で一番重要なのは「人間性」です。その重要性はますます高まってきます。以前は学歴偏重が強い世の中でしたが、学位そのものが差別要因ではありません。それに取って代わるのが人格の重視です。


良い例が先ほど報道された丸山穂高衆議院議員の「戦争で島を取り返す」発言です。彼は最高学府の東京大学を卒業したエリート官僚でした。彼にしてこの体たらくですから、他は押してしかるべきです。大学は学ぶ切掛となる場所と理解すべきで、自ら学ぶ努力をしなければ人格形成は叶いません。それには相当の時間と資金を覚悟して自己に投資することが必要です。これからは金銭的に余裕があれば、自己の人格形成に投資するのが一番です。なによりも投資効率が高く、たくさんの利息をつけて戻ってくるはずです。


人格形成で何を養うべきか、それは人それぞれ異なるでしょうが、私流の言葉で言うならば「負けず嫌い・チャレンジ精神・あきらめない」の気持ちを養うことで、単に掛け声で終わることなく実際に行動する人間になることです。最終的には「仁」の気持ち、思いやりのある人間になることです。


化粧品の仕事は接客が中心です。接客を通してお客様に幸せを提供するのがビューティアドバイザーです。相手を理解し相手の気持ちに添うことができなくてはなりません。「仁」の気持ちを忘れずに、お客様から愛される人間になって欲しいのです。安易に「どうでもいいや」などと不真面目な気持ちでは務まりません。化粧品の仕事場は自己鍛錬の場です。