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風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第92段

2016.03.13 20:55

庭の動物達(その2)


 「マチダ家の庭の良い子、悪い子、普通の子」

 良い子ばかりなら、有難いのだが、思うようには、なかなかいかないものだ。

 

 マチダ家の庭にお出ましになったのである。

 お母さんが、もう出てくる頃だと言ってみえたとおりに、現れたのである。

 この動物は、農業や牧場を経営するといわれている。

 働き者で、賢そうである。

 小さな体で、重そうな物を、列を作って、彼らの巣まで運ぶ。

 「ありんこ」なんです。

 それも、日本ではお目にかかったことのない、「ハキリアリ」である。

 ブラジルの農業は、ハキリアリとの戦いと言われていると聞いた。

 また、たくさんの種類のハキリアリがいるとも聞く。

 巣の中に、切り刻んだ葉を運び込み、それをまた小さく切り刻み、「キノコ」の栽培の、肥料にする。

 また、「アブラムシ」を飼い、牧場も経営している。

 薔薇の葉を、綺麗に切り取られてしまったのである。

 花は残っているが、1枚の葉も残っていない。

 薔薇が、恥ずかしそうにしている。

 1列に並べて植えかえた薔薇の、隅から四本の薔薇である。

 4本とも、丸裸にされてしまった。

 また、「カランコエ」は、ブロックの塀の上に、鉢植えにしてあったが、これも葉を切られてしまった。

 こちらは、花まで切り刻まれてしまっていた。

 

 マチダ家に現れたハキリアリは、濃い赤茶色をしていて、5ミリくらいの大きさである。

 列を作って、一生懸命に運んでいる。

 美しい労働の姿である。

 しかし、庭に被害がなければの話である。

 ハキリアリを退治する毒薬を、お母さんに教えて頂き、購入した。

 太さ1ミリ、長さ5ミリくらいの黒い色をした円柱形の毒薬である。

 アリが通る道に置く。

 なるべく、アリの巣に近いところである。

 犬が駆けまわっていて、犬に被害が出ないように、網状の入れ物を毒薬にかぶせ、重しをのせた。

 犬に被害が及ぶかどうかは、知らないが、念のためにである。

 すると、アリが、その毒薬を、アリの巣まで運ぶ。

 そして、食べてしまう。

 絶滅である。

 毒薬を置いた翌日には、ハキリアリの行列は無くなっていた。

 白アリといい、アリという動物は、人間の生活には、プラスになることをしないのか?

 働き者で、関心な動物と思う。

そうではあるが、マチダ家の庭には、薔薇がたくさんある。

薔薇の葉を切るのであれば、かわいそうであるが、駆除をさせてもらった。

「悪い子」である。

薔薇の葉ではなく、今、私が一生懸命になって取っている、雑草をどんどん切って欲しいと思うのであるが、だめかなあ・・・。

なんなら、根こそぎ切って欲しいと思う。

そうなれば、「良い子」になれるのに。

今から、夏に向かい、マチダ家の庭に、どんな動物が現れるであろうか?

良い子ばかりであってほしいと思う。


    列作り 運ぶは薔薇の葉 ハキリアリ

             雑草切って 運んでくれよ

葉を切って運ぶハキリアリ。