心を攫っていくひと

どうしてアーティストに惹かれるのだろう

心惹かれる人と惹かれない人は、何が違うのだろう

顔が好き？

歌がうまい？

有名だから？

自分を表現したことがある人ならわかるだろう

自分を表現する、ということの勇気

(もともと平気な人もいるけど…w)

時に、ピュアすぎる真っ直ぐな想い

時に、胸が張り裂けるような切なさ

時に、官能的な独占欲

時に、永遠に少年のような無邪気さ

移り変わる一個人の想いに

他の誰かの魂が共振する

綺麗な部分だけではない

ドロドロした叫びも含めて、

丸出しのその人が

魅力的で仕方ない

世界中の全員から支持されることは永遠にないわけだから、

全く興味をもたれないことも、

批判する人もいる中で、

ただただ自分自身を表現する人の

クラクラするような美しさ

一度味わってしまったら、

もうインスタントの味では物足りない

この石崎ひゅーいという人、

ほんとに、そのまんまだった

一本のギターとマイクで、

心が裸のまま

根こそぎ持って行かれた

正解がない世界に

自分を表現するアーティストという人を、

心から尊敬する

その形は人それぞれで、

努力の積み重ねの上にある、

研ぎ澄まされた神々しさに言葉を失うこともあれば

素のままの、

あどけない子どもの声に涙することもある

歌、

詩、

絵、

映画、

ダンス、

デザイン、

エンジニアリング、

すべてのアート、

そして本当は、

あなたがただ息をしている、

生きている瞬間のすべて

その人にしかない輝きが眩しい

Photo by 鈴木友莉さん

https://natalie.mu/music/news/330008

2019.5.17

Mariko