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黒稜山岳会

山古志村金倉山

2019.05.10 15:00

【日程】2019/05/11

【メンバー】L:浅原、村上、李、他(1名)

【日程】スタート08:32→山頂10:10→ゴール11:06

【レポート】

登山口は木喰観音堂の右手道路を数歩歩いたところにある。八重の山吹が陽に晒されていて眩しい。 低山らしく、図鑑にのっていないような特徴のない花が咲き誇っている。この素朴さがなんとも私を和ませてくれる。 しばらく進むと、右手に水を張った棚田と雪をかぶった越後三山。こんなにも美しい田園風景を見ると、写真ではなく筆をふるいたくなるのだが、如何せん私には絵心がない。自分を恨んだ。 樹林帯に入っても、木々の若葉が陽を通すので、緑の柔らかい光に包まれているような感じで、心地よい。春の恩恵をたっぷり浴びることができた。 樹林帯を抜けると、今度は左手に越後の平野。空がなんと広いことか。 遠方には山々、眼下には棚田、手元には花々、全く飽きることなく登山道を進み、10時10分頃山頂に到着。 山頂は鉄の展望台で占められている。いささか興をそがれるが、いざ登ってみると、そこから見える景色の雄大さに「この景色を見せたかったのね」っと納得させられる。しばしみなで山座同定を楽しんだ。展望台の鉄製の柵には小さな虫が多数たかっていたが、しばらくすると気にならなくなる。 下山は、林道を少し歩き、途中で来た道を下った。 初めて登った山だが、おそらくこの時期が金倉山のベストシーズンなのではないか。ピークハンターには魅力に欠ける山かもしれないが、山を歩くことを楽しむ人にとっては、最高の山だと思う。 

 記:李梨花