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薔薇と脳髄の向こう

天使

2019.05.18 04:04

この頃、天使の夢を見る


金の髪と青い瞳の美しい天使になる夢だ


願望なのかもしれない


フロイトの研究を読もうかとおもったが


科学的に判断するにはあまりにももったいない


無機質な判断では無く答えのないロマンティックな判断をしたい


夢の中でぼくは誰もが憧れるハンサムな青年に溺愛されている


小説を読んでいる様な


自分であるが自分ではない体験だ


耽美小説の一節の様な短編的な記憶だけが蓄積されていく


あのほの甘い感情と厳かで美しい空気をうまく文字にできない


それだけが不満だ


薔薇園に行った


青年が連れて行ってくれた薔薇園で彼が


このまま死んでも構わない


とぼくを見て思っているのを覚えている


その声が聞こえてきてぼくは


どんな感情になったのだろう


一番重要なことはいつも忘れてしまう


そんなことばかりだ