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「やる気スイッチ②」放課後等デイサービスminori.lab

2019.05.18 09:45

minori.labへの来所時に、お父さんから応援の言葉をかけてもらったAくんは、その日、とてもがんばりました。 

スタッフの声かけに応じて、名前をていねいに書き、問題文をしっかりと読み、一つ一つの課題にじっくり取り組むことができました。 

会話のやりとりも上手にでき、Aくんのがんばりがいたるところから伝わってきました。 

実はその1週間前、Aくんは全く違う姿を見せていました。 

モヤモヤした気持ちをどうしてよいかわからずに療育室の片隅で涙を流したり、課題に取りかかれずに拗ねた表情をしたり、なかなか調子が上がりませんでした。 

やがて、少しずつ気持ちが落ち着いてきたところを見計らって、話を聞いてみました。 

すると、「手がガサガサして痛いから…」とのこと。 

でも、本当の理由は別のところにありました。 

お迎えに来たお父さんの顔を見るなり、「『行ってきます』って言ったのに、何にも言ってくれなかったじゃないか!」と、思わず本音が飛び出したのです。 

Aくんの思いを優しい笑顔で受け止めたお父さんは、翌週、「がんばれよ。」と送り出してくれました。 

そして、それがAくんのやる気へと繋りました。 

「行ってらっしゃい。」「がんばってね。」 大好きな家族からの一言は、子どもたちのパワーを引き出す魔法のようですね。