Fender Japan ST57-70 オーバーホール
宮城県仙台市のギター修理と中古ギターの買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
昨日今日と、仙台は青葉まつりで賑わっているようですが、ここ五橋はとても穏やかです(笑)
【Fender Japan ST57-70】
シリアルナンバーから1989〜1990年頃に製造された個体。
富士弦楽器(現フジゲン)が製造担当を担っていた頃のもので、この時期のフェンダージャパンは世界的にも人気が高い傾向にあります。
全体的に汚れが目立つので、クリーニングをしてからセットアップしていきます!!
特に汚れが目立つのがブリッジです。
構造的に埃などが溜まりやすく、演奏時に手が近くに来ることもあって錆が出やすかったりもします。
これをどこまで綺麗にするか・・・
錆などはやりすぎるとメッキまで剥がれる恐れもあります。
メッキが弱っていたりしますからね。
古いものの味わいを残しつつ、機能的また衛生的に問題がない、そんな絶妙な具合に。
まずはパーツをどんどん外していきます。
この時、構造的な不具合など無いかも同時にチェックしています!!
外したネジなどの部品たち。
洗浄したり磨いたり。
部品ごとに必要な処置をしています。
フレットの汚れも取ります。
フレット脇に指板の塗膜が残っていたので、これも除去。
どうでしょう?
だいぶ綺麗になったと思います。
フレットの汚れは指の滑りを悪くしたり音の輪郭をぼかすなど、悪影響しかありません。
定期的なメンテナンスをオススメしたいポイントです!!
ロッドの効きを良くするため、専用のグリスを少量塗布しておきます。
さあ!外した部品たちを組み上げていきます!!
カモメも飛んでいます!!
50年代から変わらず愛され続ける形状ですね。
各部の調整をし、全体を専用ポリッシュで磨いたら完了です。
良い雰囲気の木目を持ったストラトキャスターです。
当時のUSAピックアップもいい感じです!!
詳細はWEB SHOPでご覧いただけます➡︎➡︎➡︎