>> グングン >>
2014.12.05 23:25
4年前に Korea International Modern Dance Competition で金賞を受賞した作品「>>」をベトナムのHCMC International dance festival で再演することになった。韓国・香川・福岡・茨城と再演の機会がちょこちょこあるのも、作品そのものがもつ力が大きいからだ。振付をしてくれた平原慎太郎さんに感謝だ。
よし、今回も頑張ろうと、再演に向けて自主練をはじめたはいいが、うまくいっていない。たったの5分、シンプルな作品だから、ムーブメントを思い出すのには苦労しない。ただ、平原さんとのリハーサルをおもいだしたり、ビデオを研究しても、何となく作品がつかめない。映像の中の4年前の自分は、動きが雑でみるのも恥ずかしいんだけど、それでも作品として成り立たせている。いまは、そこにたどり着けない。
リハーサルを見に来てくれた友人が「4年前のまり子は人間的で直感で動いてるって感じだね。今はムーブメントが浮き上がりすぎててしっくりこないのかも。」と言った。今の映像と昔の映像を見比べると、動きのスピードが全然違う。今の方が二倍くらいはやく動いている。感覚的には今の方がずっとゆっくり動いているつもりだから、不思議だ。身体は変わる。Gagaメソッドを毎日やった影響かもしれない。身体がコントロールされ過ぎている。脳みそより先に、身体が反射的にコントロールしちゃってるような感じ。
失った身体と得た身体。変化は悪くない、ウェルカム。自分が好きな表現・面白いと思う表現はどこにあるか。さらに変化させる時間が来ているんだと思う。さあーーがんばらないと。