計画性がないのは民族の思考性
2019.05.18 17:00
ベトナム人は計画性がありません。これはほとんどのベトナム人について言えることです。
この原因は一年中お米が採れることにあります。昔、日本には四季があるため、各季節毎に食べる農作物を準備する必要がありました。スケジュール管理が上手なのは、その背景があるからです。反対にベトナムでは、一年中お米が採れるため準備をしなくても生きていける環境下にありました。
仕事上で良くある話で、ベトナム人は計画性に沿った行動をほとんどしません。彼らにとって期限通りできないことは、当たり前のことなのです。
これを理解しないままプロジェクト管理を実施すると、完了未達の案件が多発するでしょう。この問題を未然に防ぐため、ベトナム法人の現地に日本人を駐在させること、開発プロセスをしっかり整えておく必要があります。日本人はどうしても日本でやっていることをそのまま持ち込もうとしますが、そもそも同じ考えでない人と働いてるのでうまくいくはずがありません。思考性の修正もある程度必要であるが、そもそも民族の考え方が違うため、大きなリスクとなる前にお互いの異文化を理解した上でプロジェクト管理するべきです。
近年、海外で留学するベトナム人が増えていますが、計画性を意識した思考性は外国にいる場合機能していますが、ベトナムに戻ってくるとその感覚が本来の姿に戻ることも大きな特徴です。それはそうです。計画性に合わせる必要がないことが普通なのですから。
日本の計画性に対する優位性は、グローバルで遺憾無く発揮できるでしょう。