転がる石のように
2019.05.19 14:55
矢沢永吉・語録に、
「コンサートは、音を聴くだけのとこじゃない。
何か気持ちをもって歌ってる男に、会いに行くものなんだ」
というのがあって。
今日(2019/5/19)の香七絵のお祭りでのやすかずんライブは、
逆境の渦に不器用に立ち向かう姿が輝く、正に彼らしい時間だった。
「本人が納得出来る完成度で演奏される日はいつになるのだろう・・・」
と言いたくなるくらい、やずかずんの楽曲は緻密。
曲の再現度で音楽の質が問われるのならば、
其処かしこに亀裂が見えたライブだったのかも知れない。
しかし、手持ちの札で全てが安全に進むような出来レースは、
「ライブパフォーマンス」なのだろうか?
ミスのない演奏を聴きたいならば、録音物で済むはず。
「破綻の無い、安定した演奏」なんかではなく、
「転んだとしても、挑戦する姿勢」を叩きつけるのがライブなんだと、
やすかずんは身を持って示していた。
・・・そうして、永ちゃんの言葉が思い出された。。。