32． 仕事にはストレスが付きもの

私達は何のために働かねばならないのでしょうか。当然の答えは収入を得ることですが、それだけが目的だと非常にさみしい人生になります。やはり、自分なりの楽しみや期待を求めたいものですが、それには解決しなければならないことが生じます。仕事は自分ひとりだけではできません。必ず同僚や先輩や多くの関係者との協力や支援をいただいて可能です。全てが自分の思い通りにできれば問題はないのですが、必ず、「相手の立場」が立ち塞がり調整や妥協を余儀なくされます。それが「ストレス」の原因となります。王様であろうと独裁者であろうと、誰もが多かれ少なかれ「ストレス」に悩んでいるはずです。むしろ高位の人ほどストレスは多いに違いがありません。

仕事には必ず「ストレス」が付きもので、ストレスから解放されることは絶対にありません。大切なことは「ストレス・マネジメント」です。どのようにすればストレスを解決でき自分がハッピーになるかです。原因がわかれば解決方法が見つかるはずですが、まずは「ストレスが無い人間はいない」ことを受け入れることです。

ストレスに感じた時、「仕方がない、給料をもらっているから」と自分で勝手に納得してしまう人がいます。そのような人の行動は、与えられた仕事だけをして時間が過ぎるのを待つだけです。まさしく無気力人間と呼ばれる人達です。しかし、この生き方では「仕事の楽しみ」が見出せずに転々と理想の職を求めて転職を重ねてゆくことになります。このような後ろ向きの姿勢からは何も生まれてきません。そこにあるのは、毎日が「忍耐」の二文字の連続しかありません。発想を転換して仕事の中に自分で楽しみを見出すことに努力すべきです。なんでも結構です。大切なことは自分で見出す努力をすることです。