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「Vad Ulla och Pelle sågo på Skansen」Else Mokli Brag

2019.05.20 10:37

最近は時折、当店ではそこまで数が入ってくる訳ではないスウェーデンの絵本を更新しております。

その新着商品の幾つかは今はroof大倉山さんの方へ置かせて頂いていますが、こちら「Vad Ulla och Pelle sågo på Skansen」(1945年)はオンラインストアの方へupしております。

男の子と女の子、仲良しの二人、ウラとペレが「スカンセン」という、スウェーデンの有名な動物園/屋外博物館へ行くお話の絵本です。

有名な観光地らしく、スウェーデン/ストックホルムへ行ったことのある方は、ここにも行ったことがあるのではないでしょうか?

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スカンセン(Skansen)はスウェーデンで初めての動物園及び屋外博物館で、ストックホルムのユールゴーデンにある。工業化以前のスウェーデンの様々な地区の暮らしを見せるために、アルトゥール・ハゼリウスが1891年10月11日に開業した。

「スカンセン」という名前は、特に中央及び東ヨーロッパで、屋外博物館や歴史的建造物を集めた施設を指す名詞として用いられる。(wikipediaより)

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ウラとペレはこのスカンセンの中を見て回るのですけれど、日本で暮らす私が面白いと思うのは、前半の動物園のパートよりも、やはり後半部分の、スウェーデンの伝統的な暮らしを紹介している部分でしょうか。

民族衣装で踊る人々の姿、クリスマスについてのことなどが可愛らしいイラストと印刷(リトグラフと思われます)で見ることが出来ます。

作者のElse Mokli Bragは、父は建築家、母は画家/彫刻家の、芸術家一家に生まれ、彼女自身も画家として活動したのですが、子どもの本のイラストレーターとしても1940年代を中心に、何冊かの絵本も出しており、その中の1冊がこの絵本なのです。

ところでこの絵本ですが最初の献辞がオッティリア・アーデルボリに当てて書かれているんですね。確かに共通する魅力は感じられますね。オッティリアが好きな方にも、おすすめの一冊です。

ちなみにオッティリアの絵本は明日、更新を予定しております。

Else Mokli Bragのこの絵本は、イラスト、紙の質感なども含めて、古い絵本の魅力が詰まった一冊かと思います。ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。


当店の北欧の絵本はこちらです。