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京都庭園散歩 圓通寺(2019年05月)

2019.05.20 12:13

場 所:京都市左京区岩倉幡枝町389

拝 観:12月末に2日間(不定期)特別法要日で休館

拝観料:500円

拝観時間:04月~11月は10:00~16:30(16:00受付終了)

     12月~03月は10:00~16:00(15:30受付終了)

臨済宗妙心寺派の仏教寺院で、山号は大悲山、本尊は聖観音、開基は圓光院殿瑞雲文英尼大師(文英尼)。

元は後水尾天皇の山荘であった幡枝御殿で、修学院離宮の造営に伴い近衛家に譲渡されました。その後延宝6年(1678年)、霊元天皇の乳母であった圓光院殿瑞雲文英尼大師が開基となり、妙心寺10世の景川宗隆を勧請開山とし、寺に改めたものです。

庭園は後水尾天皇の山荘時代に作庭されたもので、杉・ヒノキを越しに比叡山を借景にした枯山水の庭園で国の名勝に指定されています。 

住宅街を進むと大悲山圓通寺の門柱があります。

白い土塀に沿って西に進むと、同じような門柱が建っています。

入って駐車場横の参道を進んでコの字型に曲がると山門があります。

山門を入ると参道が右斜め前方に続いています。

門を入って左手に高浜虚子の「柿落葉 踏みてたづねぬ 円通寺」の句碑があります。

入って正面の築山

参道を進むと鐘楼があります。

更に進むと玄関があり、上がると受付があります。

玄関前から奥の海音堂

入ると撮影は本堂から借景庭園の方向のみとなり、その他の所は例え庭でも一切撮影が出来ません。

受付を済ませると、建物と廊下で囲まれた中庭を経て本堂に至ります。苔を主体に刈込みと石を配し、大小40余りの庭石は上皇となった後水尾天皇が自ら配したものと云われています。刈込みと立木の背後に比叡山の遠景が眺められます。

庭に向かって、左側・中央・右側の景色。

本堂後方からの景色

右端の蹲踞越しの庭園

縁側左端からの景色

海音堂の聖観音をお参りして寺を出ます。

門を出て左の道は墓地に通じていて、その先は行き止まりです。

圓通寺を出て、北側の街道を暫く南下すると、ポツンと圓通寺の石碑が建っています。

2019年05月17日撮影