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丸ノ内への旅と、森のライブ裏話

2019.05.20 15:22

こんにちは、松本佳奈です。

少し前のお話。


行きつけの、声の仕事専門の耳鼻科が東京・丸ノ内にあって(診察の時に歌うんだよ。声帯の状態を見るために。エ〜〜〜!って。)


森のライブの3日前。本番に向けて最終調整、メンテナンスのために通院してきました。

すると、芝生の歩行者天国を発見!

キッチンカーもたくさん出てる!

そこで、誰でも弾けるピアノを発見!!

弾いてみたくてさりげなく順番待ちしていたけど(正確にはウロウロしていただけですが笑)残念ながら空かず。またチャンスを狙います。


赤ちゃん連れものんびり過ごしていて、東京ど真ん中とは思えない、澄んだ空気の空間でした。


近くにバラ園もあって

餅太郎さんも香りを楽しみました。


種類いろいろ。つぶつぶ。美しいね。



実はこの2週間ばかり、一度落ち着いたはずの花粉症がドワっと悪化して(ヒノキからイネに変わった?)毎晩声が枯れてしまうという死活問題な症状が出ていました。


喉を潤す漢方飲んで(麦門冬湯)

炎症止め飲んで

マスクして加湿して

ありとあらゆる喉ケアをするものの

全然効かない。


むしろ森のライブに合わせてどんどん調子が悪くなっているんじゃないかと思うほどの悪化具合でした。


本番当日は朝からほぼ声が枯れて出ない状態からのスタート。なるべく喋らないように、声帯を使わないようにして、本番どうかもってくれと祈りました。


笑っちゃうくらい、というか、涙が出るほど、喉が痛かった(笑)


何故かこの本番の時がいちばん痛かった(笑)


喉が熱く、炎症していて、ヒリヒリ乾いていて、今にも声が枯れて出なくなってしまいそうで。さらに鼻が詰まってきて、意識が飛びそうになりながら、半ば無の境地で、ただただ祈っていました。


ほとんど、即興、その場のインスピレーションで演奏した森のライブ。


最後の最後で、打ち合わせしていないのに、ここだ!という場面で出演者全員が次々と出てきて、絵と、踊りと、音が、どんどん重なっていった時、ステージ上で泣くことは滅多にないのですが、思わず涙が溢れる瞬間がありました。


一人じゃないんだ


と、思って。



心から信頼し、大好きなパフォーマンスをするメンバーと一緒にあの場を作れたことが、嬉しかった。

喉のことや運営のことで、正直頭がいっぱい、心も苦しくて、孤独だったけど、一人じゃなかった。


どうしたって、ステージに出たら孤独なんです。だけどあの時、それぞれ違う山を登っているもの同士が響き合ったような気がした。

そこには嘘がなくて、気遣いもなくて、全員が本気で、すっきりと集中していて、気持ちが良かった。風が通り抜けていた。


受付スタッフのマリエちゃんが一枚一枚手描きしてくれたマフィンのチケット。

こちらも眺めていて涙が出た。

お客さんの「来てよかった!」「楽しい!」「嬉しい!」を、同じ気持ちで一緒に作ってくれてありがとう、という気持ち。


ここでも、一人じゃなかった。


前日の草刈り、駐車場の案内、設営、撮影、音響、カフェのスタッフさん


裏方のなにか一つでも欠けていたら開催が難しかった。同じ方向に向かって、快く協力してくれる人たちの有難さ。


GROVEさんへの道の途中にある牛舎の方も、当日の朝に急遽草刈りをしてくださり、お陰様でたくさんの車を停めることができました。


ほんとうにありがとうございました。




持ち寄りおかずでお昼ごはん。ライブの日ってついついご飯をパパッと軽く済ませがちだけど、やっぱり手作りのものをゆっくり食べるとエネルギーの満ち満ち具合が全然違う。


美味しかった!


セイノさんのライブドローイング。

完成した絵の題は「みんなつれて」

最後に虹がかかったよ!



今回インスピレーションで本を選び、開いたページを読むという朗読のパフォーマンスをしてみました。これまでも朗読は度々していましたが、こんなにたくさんの本を読んだのは初めて!


直感で付箋を貼っていく。読む。

果たして完成がどんな物語になるのか、ちっとも予想できませんでしたが、出来上がってみると、なるほどなーと。ちゃんと一つのストーリーが出来上がっていて、不思議な気持ちでした。


もう、頭で考えなくていいのかもなあ。

心の向くまま

ピンときたものを。



森のライブ、裏話。徒然なるままに書きました。もうこんな時間!寝ます。

読んでくださいありがとうございます。

おやすみなさい。


松本佳奈