東南アジアで成功するITオフショア開発拠点はベトナムだけ
2019.05.20 17:00
近年、東南アジアで色々なITオフショア開発拠点が立ち上がっているが、継続して運営されている拠点はベトナムのみ。他の東南アジア諸国は、宗教リスク、政治的リスクなどの理由でスケールできていない。また、ITエンジニアは他の東南アジア諸国の中で群を抜いて多い。ベトナム政府がIT推進に力を入れいている背景がある。
また、グローバル展開を図る企業は多くいるものの、IT分野においてベトナムを運営できない企業はどの国で拠点を構えてもうまく経営できないだろう。
なぜ、ベトナムと日本が親和性高く経営できるのか?
理由はただ一つ。ベトナムが日本を受け入れているからである。
熱心な親日家であるベトナムは日本企業が働きやすい土台が既に整えられているのである。
この環境下でグローバル拠点として運営できない企業は、残念ながらグローバル展開は諦めた方が良いだろう。
2050年に向けた日本の人口構造からしてマンパワーのダウンは避けられない状況である。このタイミングで積極的にベトナムへ投資、運営拠点を構えるのはセオリー通りとなる。近年のインフレ率も安定しており、ベトナム貨幣に対しる信頼度も年々高くなっている。
上記背景からして、成功確率の高いベトナムをITオフショア開発拠点として構えないのはリスクでしかない。
どの事業領域もITの力は必要であり、ITエンジニアの価値依存度はどんどん低くなっているのである。